2018年ベスト選曲集
前回(昨年)から対象曲をホリコン化し、
対象を2018年に出会った曲たちに広げました。(2018年発売曲に関しては若干高めの順位にしています)
楽曲部門
1位 飯島直子「Holy Moon」(1998)
「Holy Moon」レビュー 輪廻する生死と謎の音像劇。マリリンは2度微笑む
去年早い段階で多分今年はこの曲が1位で逃げ切る気がすると思ったら、その通りに。ALやB面曲で本当に数百枚に一度こういう、隠れ怪曲との出会いがあるから音楽って宝探しの様でもあり楽しいなと思う。
2位 小泉今日子「大事な気持ち」(1996)
きょうび飯島直子とキョンキョンがワンツーフィニッシュて、いつの時代?ええ2018年のランキングです。
去年の、1位2位の岡村ちゃんとBankBandの曲の様に、自分の中では「Holy Moon」が闇で「大事な気持ち」が「光」という印象。
この2曲はほぼ同時期に出会い、リピートしてきたので、逆にどちらかの曲だけだったら食傷気味になっていたかもしれない。順位は2位だけど、作品単体では一番評価出来る曲。
3位 中田ヤスタカ「White cube」(2018)
中田ヤスタカ「White Cube」レビュー 聴くアトラクションに クリエイターの意地を見た
ヤスタカ氏健在なり。Perfumeも東京五輪までにもうひと盛り上がりありそうですね。東京五輪て、日本のアーテイストで大きく関わりそうなのは
嵐・Perfume・椎名林檎辺りは間違いないでしょうが。アイドルだと坂道系なんだろうが、あまりスポーツの健康的カラーが薄いのがどうなるか。歴代OG復帰有りならAKBやモー娘も有りえる。(何でここで語ってるんだろう)
4位 矢野真紀「うず」(2001)
矢野真紀「うず」レビュー ぐるぐる廻る白電の舞踏会は 最高の気ダルシス
去年は『そばのかす』解禁でハマり、矢野真紀さんのCD集めてましたやっぱりこの曲が1番好きだ。ラフながらアレンジも凝ってて良い。今回の上位の曲と結婚するなら2位かこの曲の2択だ。
5位 道重さゆみ「EIGAをみてよ」(2018)
「SAYUMINGLANDOLL~宿命~」サントラCD カワイイが征服する狂気
一人「ジェラシージェラシー」?完成度の高さに笑ってしまう。道重さゆみという人物が凝縮されている格好良い曲だと思う。※当時の記事に、Blu-rayを観た感想を追記しました。
「EIGAをみてよ」は大森靖子さんの作詞作曲なんですが、
先日、この二人のコラボSg『絶対彼女 feat.道重さゆみ』もリリースされましたね。
道重ラブの大森さんの幸福感が伝わってきます。
吉川友らへの曲提供など含め、コツコツ貢献してきたのも全て実を結んだ感じですね。ある意味、椎名林檎がアピールしても叶わなかった松浦亜弥のプロデュースを、コツコツと時間と実績を積み上げて実現させた大森さん。
そう考えるとより一層このコラボ曲が感慨深く感じられますね。その熱意が凄いし、何より言いたい言葉は、「おめでとうございます!」
6位 佐野元春「君を連れてゆく」(1993)
18年は矢野真紀イヤーであると共に元春イヤーでもありました。それまで「Someday」と「聖なる夜に~」位のイメージで、そこまで自分の好きなジャンルでないとスルーしてましたが、もっと早く聞けてればと思いました。中でも1曲を上げるとこの曲なんですね。
7位 w-inds.「dirty talk」(2018)
「We Don’t Need To Talk Anymore」レビュー 評価するべき 孤軍奮闘者たち
やはり、卓越したカッコ良さ。世間の関心の低さに、彼らのファンはヤキモキするとは思うが、こういう時期を応援出来るのが最高に幸せな事だとも思う。
8位 ANGERME「君だけじゃないさ…friends」(2017)
この曲はDVDSgとして発売されたのがもったいない。(配信や後のAcoustic Verはありますが)この曲を聴くと励まされる人は多いと思います。
和田彩花卒業までに何かしらAL(出来ればオリジナルが良いが)が必ず出るハズなのでもう少し我慢します。曲も歌詞も好きだ。
9位 CHAGE and ASKA「ミステリー」(1989)
今回の上位曲の中では一番古い曲。この浮遊感と うね狂う空気感が最高です。ASKAさんも先日歌手活動も本格的に再開させて、今後の新曲にも期待。
10位 SDN48「アバズレ」(2011)
「アバズレなんだ 娼婦じゃないよ 夜が長すぎるだけだよ」なんて歌えるアイドル(ですよね?)は彼女たち位か。歌詞にキワモノ臭がするだけで、サウンドが最高に格好良いから、ちゃんと成立してる。歌詞的にNGだろうがフツーに、他アイドル達にカバーして欲しい。
モー娘のプラチナ期~2013年辺りのB面ぽいサウンドで、声質的に時期が時期ならモー娘OG、田中れいなのバンドLovendeR(現在、開店休業状態)でもハマりそうではある。
TOP10まで後一歩の曲
・MEG「HIGH TEEN」(2012)・・・サビが久宝留理子「プライド」、hitomi「Crazy mama」など、使い古されたメロディーではあるが、このジェットコースターの様な高低感が心地良い。
・juice=juice「この世界は捨てたもんじゃない」(2018)
サウンド的には「SEXY SEXY」や「素直に甘えて」の方が好きだし、リピート数も断然多いが、1曲を選ぶならこれかなと(誰も1曲にしろとは言ってないが)。
この曲の60~70年代歌謡曲ぽい?ピースフルな世界観では カッコ着けも無力になるし誰しも笑顔になってしまう曲。
この曲の前では全員レベル1になる みたいな不思議な魔力があると思うし、ベテランにこそ歌ってほしい曲。浜崎やB’zの稲葉さんが歌ってるのを真面目に見てみたい。トランプさんとか世界でTOPの人達が歌えば争いも減退すると思う。懐かしき小春の声が聞けるのもテンション上がる(恐らく宮崎さん)
・ゲスの極み乙女。「はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした」(2018)
サウンドも曲の展開も心地良い。まさに、才能は眠れない。ようやく耐えるターンを忍んだ感もあるので、今後も彼らの曲は楽しみです。
新譜も色々聴いてはいるのですが、ランキングすると昔の曲も多めでこうなっちゃいますね。他にも上げたい曲が沢山、記憶から漏れてる曲もありそうだがキリがないのでこの辺で。
アルバム部門
1位 BoA『私このままでいいのかな』
ALレビュー 行先を誰か教えて 本音のKiss my lips
記念してレビューを書いたので、詳しくはそちらで。初期や中期にも通ずるPOPさがあると思う。「Kiss My Lips」は楽曲部門でもTOP10に入るくらいに好きだが、その分もALに合算。
2位 mabanua『Blurred』
クリエイターとしては数年前から認知していましたが
歌い手としての彼の作品は初めて聴きましたが、宇宙的な青春サウンドで、好みかつクオリティも高かったです。何より驚いたのが歌声が良い。歌唱力系というよりは雰囲気系なのだが、癒し系と括るにも違う、考えるな感じろ系。
3位 斉藤和義『Toys Blood Music』
打ち込み要素も多く、彼の作風でも異色作ともいえるようで賛否あるようですが、個人的には和義氏のALの中で一番、リピートしたかもしれない。OPとEDの流れが好きだ。
4位 道重さゆみ『SAYUMINGLANDOLL〜宿命〜オリジナルサウンドトラック』
「EIGAをみてよ」含め良曲多数で良かった。ついでに言うと「東京」のCDもなかなか良い。
他にも、洋楽だとZedd、NE-YOの新作も好みでした。
AL編その他
・TAAR『Astronotes In Disco』
参考記事 ヘーベルハウス「比類なき壁/METEO BLUE」のCM曲を探し求めて
自分で書いた記事がきっかけで、買った1枚です。2017年の作品なのでランクインからは外しましたが、ノミネートするとしたら2位かな。良盤です。
・青山テルマ『High School girl』のフザケるとこはフザケて、決めるとこは決める感も嫌いじゃない。
リード曲の「世界の中心~We are the world~」は少し話題になったので、知ってる方もいるはず。
年末?の特番で彼女が、この曲の元ネタの安室奈美恵「TRY ME~私を信じて~」を歌っていて、最高にロックで吹き出しそうになった。
もう少しヒットしていたら「世界の中心」の方を歌ってたんだろうなと思うと、リアルにアナザーEDを見ているようで感慨深かった。
その他 あれこれ
2018年に新規でハマってたアーティストは
佐野元春、矢野真紀、Blankey Jet City、桜塚やっくん、下川みくに、DAOKO、FANATIC◇CRISIS、相対性理論などですね。
音楽ではないでいですが、昨年は伊丹監督でしたが、今年は大林宣彦監督作品にハマっていました。それも調べて観た訳ではなく、短期間の間に興味を持って観た映画が、観終えた後で大林作品だったことが偶然度重なっていた時期があって、運命的なものを感じました。
『真夜中のカーボーイ』を観たときも、凄く共感できる映像表現の世界でしたが、大林監督の作品はそれを上回るほど、自分の描く感覚と近い物を感じました。まだ全ての作品を見たわけではありませんが、多分自分にとっては運命的な師匠だと感じています。
デビュー期から聴いていたぼくのりりっくぼうよみは活動停止してしまいましたが、色々と試行錯誤して、いつか名前を変えて、再び戻って来るであろうビジョンが見えるので悲観はありません。
Suchmosはハマったのが遅かったので、今回はランクインしませんでしたが2019年版では確実にランクインしてくると思います。
ふと一年で何枚くらい聴いてるんだろう?と思い、今まで数えたことも無かったので
数えてみたら2018年は約780枚でした。(この時代に配信や聴き放題系のクラウドサービスもほぼ使っていないので、”リアル枚数”です)
これまでが不明なので、増えたのか減ったのかはわかりませんが
感覚的には通年通りに聴いてきたので、恐らく毎年この前後だったのかな。
ただ、何事でもそうですが多ければ良いというものでもないし、自分で書いといてなんですが枚数は関係ありません。
ただ、映画などでもそうですが、出会いも宝探し的なものもあるので、積極的に聴いていきたいですね。
去年の記事はこちら 2017年ベスト選曲集
次回からはまた通常営業のシャッフルレビューに戻ります。
特別編でちとマニアックな曲が続いたので、メジャーな曲も書きたいがどうなるやら。
Thanks2018!!
コメント
多分
>>・juice=juice「薔薇色の人生」(2018)
は
VIVA!!薔薇色の人生/カントリー・ガールズ(初出は2017年のAL『嗣永桃子アイドル15周年記念アルバム♡ありがとう おとももち♡』のDisc2のカンガル初音源化曲集、ライブ披露自体は2016年から)
ではないでしょうか
可愛らしいピースフルな歌でこういう世界観を完璧に歌いこなせる貴重なユニットをなぜハロプロは長続きさせられないのでしょうかね
矢口飯田石川加護の2期タンポポ、インディーズ時代のスマイレージ、1stアルバムの松浦亜弥など歌もビジュアルも女の子らしくて可愛いガールポップ路線はなぜかハロプロでは短命に終わってしまいがちです
コメントありがとうございます。どうやら曲名を間違えていた様で
「薔薇色の人生」では無く「この世界は捨てたもんじゃない」でした!(記事は修正しました)話も合わせて頂いたのにすみませんm(_ _)m
ご指摘がなかったら、気付かなかったので、ありがとうございました。
この機会に「VIVA!!薔薇色の人生」も聴き直してみたら、LIVEで盛り上がりそうな良い曲で、カントリーのメンバーにもファンにも愛されてるのだろうなと思いました。
>歌もビジュアルも女の子らしくて可愛いガールポップ路線はなぜかハロプロでは短命に終わってしまいがちです
特に考えた事がありませんでしたが、確かにそうですね。すぐに、ちょいおフザケ(お祭り)路線か、セクシー路線になりがちで、ある意味一番王道なアイドル路線なのにそこを一貫しているユニットはあまり無いかもしれませんね。
初期の真野ちゃんも近いものがありましたがヲタ受けが今一歩だったのか「元気物で行こう!」辺りでなりふり構わなくなって来た感じですね。
まあ、こうした分かりやすい曲の方が現場などでは重宝されるので、ある意味現場主義なハロプロの体制を表しているのかもしれませんね。