2024年ベスト選曲集+プレイリスト

発売年度に捕らわれず(ホリコン準拠)、筆者が2024年に聴いていた

私的ベスト曲と、AL部門(こちらは新譜が対象)のランキング発表です。

記事中部には必聴のオリジナルプレイリストもあります。

楽曲部門

1位 glee cast「Chasing Pavements/New York State of Mind/Tongue Tied」(12)

glee全国大会~の記事から時系列的に3連作みたいな記事になってます。

『glee』全国大会。結末を変えた 年月と奇跡

gleeで聴く「New York State Of Mind」故郷と夢舞台で交差するWスター決戦

gleeで聴く「Chasing Pavements」諦めるか走り続けるか 鼓動潤せ

「New york~」は以前も好きだったが外せなかったので「Chasing~」と両A面トップ扱い(+ダメ押し1曲)。

『glee』1週目の当時CDはほぼコンプリートして、2週目で新たに配信only曲を40曲以上購入したりリバイバルした曲も多数あったけど、明確にこの2曲が抜けてた+「Tongue~」も忘れられない曲だ。記事を書いてて気付いたが、選んだ3曲が偶然3rdシーズンラスト~4thシーズン1話に固まっていて面白いなと思う。

2位 Kan Sano「Natsume(naked version)」(21)

Kan Sano「Natsume (naked version)」レビュー 素敵なこと具現化しよう

gleeを見返していた時期と思い切り被って結果的に「New York/ Tokyo State of Mind」がリアタイで同時にハマる貴重な体験ができた。昔はピアノ1本とか苦手だったが年取ってることかな、圧倒的naked version信者。彼やorigami曲も沢山聴いてたけど、その中からの代表でもある。

3位 岡村靖幸 cheers 松任谷由実「影になって」(23)/SUPER EIGHT「ハリケーンベイベ」(24)

岡村靖幸 cheers 松任谷由実「影になって」岡村劇場に痺れるハリケーンベイベ

アレンジが神でドラマチックだ。2人の歌声が聴いてて気持ちいい曲。岡村さん曲のSUPER EIGHT「ハリケーンベイベ」も10位内に入れたかったので、レビューも同記事でしているので一緒にランクイン扱い。近未来羽ばたくダークヒーロー観すごCool。

4位 広瀬香美「エンターテイナーになりたい」(21)

“歌ってみたをしばらく休んでみて気付いたことがある・・・”と始まる。ネタ曲じゃなくて。

曲自体は王道バラード曲なんだけど、詩の目線やワードや着地感が彼女にしか出せない世界観。

やりたい事、進みたい道、迷ったり悩んでる人により響く曲だと思うので是非フルで聴いて欲しい、何かのきっかけになるかも。

5位 詩羽「deny」(24)

詩羽「deny」「MY BODY IS CUTE」砕かれた羽 攻撃は幸いのキュート

映画みたいなスケール曲。疾走感と舞い上がるような世界観が好きで。超長文で語ってます。

6位 道重さゆみ「ちーぎゅう」(24)

彼女のAL作品は毎回購入しているが、必ず2,3曲はプレイリスト入りする曲がある安心感。この曲は飛び抜けて好きだ。ボーカルエフェクトも好きだし、内に迫ってくる勢いは「EIGAを見てよ」を彷彿とさせる物があった。何でもチーズ人間からしても、こんな格好良い曲で誇らしい。

7位 浜崎あゆみ「(NOT) Remember you」(23)

彼女のアルバムは、これまでは『LOVE again』までは予約して買ってたし、それ以降も発売からあまり日を置かずに聴いてたが、

今回1st AL以来久々にリアタイ逃したどころか年を跨いでしまった。だが24年にこの曲を聴いた時に、往年の勢いと売れ線良曲振りに驚いたし、音楽のY2K楽曲と言えるんじゃないか。

近年の新曲は出る度マイナー系ダーク曲orバラードorカバー曲の印象が強かったのでこのジャンルはテンション上がったし、遅れた事への反省と共にめちゃくちゃ好きになった。

去年秋頃、アジアツアーの映像見てあゆチームの中に知人に似てるなー、まさかね・・・と思ってたら、本人だった。大分前に人伝に苦労話を聞いていたのもあり嬉しかった。遠い所からそっと見守ろう。

8位 平井堅「style (D.O.I. re-M.I.X.)」(04)

元々アッパーな原曲Sgを発売日に買う位好きだったが、R&B風に生まれ変わった当たりRemix!「君はトモダチ」B面にしれっと入ってたのか(後にRemix ALにも収録)。Remixもガチな奴はガチですと表記して欲しい。おかげで?10年以上スルーしてしまったが、今回出会えただけラッキーだったかもしれない。

9位 BEYOOOOONDS「灰toダイヤモンド」

このキラキラ・フィナーレ感。24年のハロプロでは頭一つ抜けてるか。

良いものは良いから特に語る事はないが、ひなフェス?での初披露時から好印象しか無い。

ギリギリだけどこの体制のひとつの完成形を見れたようで感慨深い(あれ一岡ちゃんいないか…)

10位 Da-iCE「A2Z」(24)この曲は初聴時から、好きな奴確定曲だった。途中のブザー音だけ、ライブ時のネタ向けぽくてうーむだが。詩もメロも王道POPSでこういう曲が大好きだ。

AL曲の大当たり曲という認識だったが、アニメタイアップの配信曲だったらしい。アレンジとか凝ってるもんなぁ。

アップ直前に知ったがPVあった!!

前回の「ハイボールブギ」コント調PVはショックだったので、

今回はお手柔らかでイメージは壊れずセーフ。

11~20位くらいの曲

・家入レオ「TICK TICK」(24)彼女のALって毎回1,2曲プレイリスト入り曲あるのだが、その中でも頭一つ出ている気がする、これぞ王道POPS。ティーネイジャー層は特に刺さりそうだけど、自分の様なインナーティーンの方々も心地よい良曲。

DAOKO「天使がいたよ」(24)

19年の年間1位に選んだ「24h」以降もずっと楽曲は追ってたし、去年辺はTAARさんとコラボしたりしてこのサイトがヒントになったのかもと妄想したりしていたが、プレイリスト入りするとなると数年ぶりだー!!この曲を気に入って配信でAL買いました。

この売れ線陰鬱POPな切れ味に久々にビビッと来た。

・RIRI「WHEEL of FORTUNE ~運命の輪~」(21)PV公開当時から何回もYoutubeでは見てたが、CD待ちの曲の1つだった。この位の距離感の曲が一番難しい。欲しいんだけど、間もなくAL出るだろ感と、ここまで待ったからには今更買えないジリジリ感。活動を続けてくれるかも分からないし、渡米した彼女を応援してると言いながら、YouTubeで聞くだけで何年も1曲の配信も買い渋ってるのも何だかなぁと、重い腰を上げて購入。ヘビリピ

・矢野真紀「オネスティ」(01)てっきりエルトンジョンのカバーかと思ってたら違った。B面曲で4年くらい前に聞いてた時は引っ掛からなかったが、去年見たLIVE DVDのエンドクレジットにこの曲が使われていて、そこからプレイリスト入り、ハマった。

Juice=Juice「おあいこ」(24)A面ぽくないALの良曲の様な温度感も好きだ。”Ah”とか”ウ~ン”吐息満載で曲の世界観と本来はミスマッチなんだけど、昔ながらのつんく節を慈しむ感じ。

このツンデレ負けん気な詩も卒業の植村にピッタリだ。

今回初めてPV見た。こんな春な感じだったのか。まあ卒業あてがき曲だもんな。実写かCGかなだけで、情景的にはモー娘の「気になるその気の歌」と似てるんだな。

“いいよ いいわよ 許したげる 「おあいこね」ってことにして 許したげる”のフレーズも好きなのだが、ふとやなみんの卒業曲としても聞けるなと気付いた。いつかSP LIVEあるなら植村・梁川2TOPで聴いてみたい。

・DISH//「缶ビール」(21)篭った音感も良いし。だるい感じも丁度いい曲。「SAUNA SONG」のリビング編みたいなチョイ渋曲。

・モーニング娘。’24「大空に向かって」(24)聴くとサファリ空間広がって好きだ。「勇敢なダンス」もCメロの高揚感だけ切り取れば、かなり上位に食い込む位好きだが1曲で見ると「大空~」が良い。

・timelesz「Selfish Love」(24)オーデ番組などは発表後にちょこっと見ただけでスルーしてしまったが。今後も高品質な楽曲届けてくれるのは間違いないから期待である。

・新しい学校のリーダーズ「じゃないんだよ」(23)奇をてらわない、王道ど真ん中のアッパーPOP。PVのシチュ以外は奇抜でもないこれ位で良いんだよ感でホッとする。年末発売のALリード曲だと思ってたら、全然前に発表されていたようで驚いた。そういや23年春彼女らがバズり始めた時にPV見たかも。

・工藤静香「無名の休日」昔の曲です。AL曲としてハマってよく聞いていた。曲の少し憂鬱で気だるい空気感が心地よい。

・佐々木莉佳子(アンジュルム)「君だけじゃないさ…friends (ひまわりVer.)」

アレンジも良かった、夏によく聴いた。

全ての卒業メンバーに、オリジナルソロ曲(新曲)は難しいと思うし、かといってボーカルだけ撮り下ろしのカバーソロ曲配信だと、少し寂しい感もあったので

本人のカラーを取り入れほんのりアレンジしたカバー曲を配信」というのが、双方に配慮された感じで凄くバランスも良い着地点だと思ったし、遂にハロプロ卒業メンバー卒業曲の雛形が固まったかと思った。

・・ら半年後には通販と会場限定のCDグッズ化!!(今後も定着するかは不明)うーん・・・まぁ配信だと250円(トラック数増やす以外割増出来ない)というのは崩せないし、自社販売でグッズとして付加価値付けて販売2000円弱で売れればCDや8Pブックレットの生産コストや在庫リスク考慮してもこちらが良いのだろう。今からでも佐藤「笑顔の君は太陽さ」加賀「Give me 愛」森戸「みかん」辺もOOver聴いてみたい。

つばきファクトリー「ベイビースパイダー」(24)KPOPライクで格好良い。夏~秋ぐらいまで最高潮で。年間TOP3候補位に思ってたし記事も書いていたが、急速に熱が落ち着いてまった。春に出たALで一足遅くプレイリスト入りした「妄想だけならフリーダム」(23)の方が粘り勝ちした感も。

つばきファクトリー「ベイビースパイダー」レビュー 狙え!ハンターCATの鋭爪

・他にも色々 編

ちゃんみなはAL集めまくって「Yesterday」や「Call」とか何曲もプレイリスト入れて聴いてた。Kirari「Toy Soldiers」Remixもハマった。久々に及川光博の曲も複数ハマり、こんなに岡村ISMバリバリだったのかと気付く。ずっと保留にしてた大事MANブラザーズの作品群もやっと聴けた案の定良曲複数in。Do As Infinity「ナイター」は「NとLの野球帽」ぽいリアリティさもありよく聴いた。

東京女子流は10年以上前からずっと目をつけたまま縁がなくて聞けてなかったが、ようやくCD集め始めて「約束」とか「ヒマワリと星屑」とか色々聴いてたけど、今年26年に解散が発表された。デスノート発揮されてないよね…

プレイリスト『BubList Songs’24』

24年の年間ベスト曲を集めたプレイリスト『BubList Songs’24』

今回も曲順にも拘ってます。Spotify加入してない人でも聴ける、

ダイジェスト再生だけでもたっぷり楽しめるボリュームになっているので

是非ズラーっと聞き流してみてください。(PCだと環境により強制スクロールされるかもなので、こちらから記事を別窓/タブで開き直して 聞き流しも推奨)

1曲でも良いと思える作品の出会いや共鳴が出来たら幸いです。

好きで繋がれ。音楽トラベル!

今回も年明けから作って過去最大級に時間使ったかもしれない。

この数日にさらに後半に6、7曲追加したりして、曲数えぐい。

ここまでのボリュームは最初で最後かな。

1曲目だけ説明させて下さい。

普段iTunes(今はiTunesって呼ばないらしいが)最近の曲を聴く際は

最近追加した項目“から聴くのですが、

設定時期をここ2~3年位に取り込んだ曲にしていて

11月にモー娘。新ALを取り込み何度もリピートしていた時に、最後の曲が終わるとリストの先頭の曲に戻されて。

その度に再生されたのが中山美穂CATCH THE NITE』OPだった(88年以降のALで唯一最後まで避けてきた作品)

そのOP曲が耳から離れず。そんな訳で「OVERTRUE」「勇敢なダンス」は同時にプレイリストに入れて、聴くときも連続して聴いていた。

数日後にまさかの訃報があり、何かの縁だったんだなと。ただ曲として好きなだけじゃなくて24年のあの時期の空気も思い出すとても大事な曲になったので、このプレイリストにも入れました。

お次はAL部門。今回は2枚セレクト。

AL部門

Perfume『ネビュラロマンス 前篇』

1とか2とか連作仕立てになっているALって大抵の場合、分けた意味…というかハズレ率が高い印象があったので、タイトルを見た時にPerfumeにもこういうの来ちゃったかーとは思った。

聴いたら良盤以上だった。これまでも毎回AL曲で1曲以上は気に入る曲はあったものの

ここまでの好印象は『LEVEL3』(13)振りかも知れない。

そんな訳で勝手に”後編”にも期待していたが、このALは架空のサントラの設定らしいが

え?もしかして”前編”ってのも設定だけ?続きがあるのか分からないが、あってもなくても期待。

・宇多田ヒカル『SCIENCE FICTION 』

彼女の企画物ALはレコ社主導の商業的なシングルコレクションのイメージが強かったが

このベスト盤は、ちゃんと歌ものとして聞けるリミックスや

歌い直しが施されていて何曲もプレイリスト入りして聴いていた。

大胆に変わっていたりもするのだけど曲としての骨組みは壊してないし

むしろ大事にリメイクしている感じが好印象、他アーティストやレコード会社に対しても

歌い直しやリアレンジのお手本にして下さいみたいな良盤。

発売当時から苦手だった「Can You Keep A Secret?」が20年以上経って(2024mixだが)プレイリスト入りするとは思わなかった。

上記2枚がベストに選びたいAL作品でした。

他にもano『猫猫吐吐』も2枚組だったけど内容は良盤でした。

imase『凡才』も良盤。星野源好きな人も入りやすい世界感かもしれない。

詩羽『うたうように、ほがらかに』も8曲ではあるが、カンパネラと同じく、ソロの今後も楽しみになる内容だった。

あとがき サブスク


さて、24年に新規で聴いたcdは約200枚。去年の半分に減ってる!!

多けりゃ良いものではないけれど歴代で見てもかなり少ない枚数ですね。

純粋に新規音楽に触れにくい時期が何月かあったので、25年以降はまた増加すると思われ。

毎年ずーっとサブスクを始めるかの話をしていたので書きますが

サブスクは夏にAmazonで破格?の5ヶ月無料キャンペーンがあったので入ったりしたが

12月にはプレイリスト作成のためSpotifyにもやっと入りました。

サブスクではあくまで視聴の意味合いでDaoko詩羽のALを聴くことはありました。

解禁はしたものの、少なくとも24年にはサブスクだけで完結した曲は無く

気に入ったものはその後配信なりCDなりを手に入れていたので、

24年迄の曲達はサブスク抜きで音楽と向き合った最後の年になったと思います。

ここ自分の中ではかなり重要で。

新品もあれば中古やレンタルも配信もあるけど、昔の曲や希少性が高いものも含めて

24年迄の曲達はサービス全体ではなくて、個別の作品に対して

足や財布を使って、吟味して悩んで選んで直接手にしてきた作品達という事。

老害と言われても、ここの意味や聴いた時の無意識の影響力は自分の中では大きいかな。

ハズレの時は、他のにすれば良かったか…とか本当に悔しいし、少しでも肯定したくて何度も聴いて、その内ほんとに好きになってくる曲もあったり。

同時に良盤だったり、これぞ!という曲に出会えた時の嬉しさも一層愛着バイアスが掛かったり。

そもそも売り切れてたり、流通量少なかったり、なかなか見つからなくて、やっと手にしただけでもすごく嬉しかったり(音楽に限らずですが)

この辺は、物理メディア主導の時代で長く過ごして来たからその良さは痛感している。

だけど色々な意味でリスナーも作品も生きるために

サブスクや新しいものも素直に乗っかっていくことの大切さも分かる。

時代は何年も前から完全にサブスクが需要拡大だしむしろ、SNS連携含めスタンダードになっている。

気軽に手軽にチェック出来たり、ヘビーに聴きたい作品もオフラインで(擬似)保存・アーカイブも出来る。

新旧音楽史としても、若いユーザー程無限の音楽の海に飛び込める素晴らしさや恩恵もある。

自分も25年以降はサブスク上で完結する作品も、自然と出てくるんじゃないかな。

今のところ25年半年程過ぎるが、プレイリスト作成の為にSpotifyのみ都度課金している。

そんなユーザーいないだろて感じで使い方が下手なだけだろうが。距離感に関しては

今後もサブスクに関しては試食やプレイリスト作成の為にたまに課金する位の距離で付き合うと思う。

音楽サブスクは次のプラットフォームが出てくるまで当分の間は安泰だと思うが、

これまでも何度も痛い目にもあってきたので

意地の悪い老害思想なのも認めつつ、やっぱりサービスの形はずっと変化を続けるだろうから

数年内に必至と思われる値上げや、楽曲権利引き上げ、機能制限等変更されてもショックを受けない距離感で

今後も長く楽しく使っていこうと思っています。

※サブスクについての考えは長くなってしまうので一度別記事でまとめると思います。

長文ご覧いただきありがとうございました。

ちなみに今年からnoteでも記事を時々書いているのでそちらもよろしくお願いします。

去年よりはマシですが、なんだかんだ6月終わりになってしまいましたね。

このところ書き始めてから4~6ヶ月掛かってしまった記事が連発で

本当に長期化する程、ドツボにハマる様な無限迷走に入り、書くのもそうですが読み難い記事になってしまうのも痛感してます。

AIの方が何倍も文章力あるので、もっと頼っていいのかもしれませんが。

とりあえず今回で、大きなストックは一旦一区切りで、ようやく一息つける感じもあります。

リクエスト頂いていた”浜崎あゆみ30万枚~4章以降”の記事も含めて、これからどうするか考えたいと思います。

※ちなみに去年の2023年ベスト記事(+後日プレイリストも追加)はこちら

ではもう折り返しちゃいますが

25年も読者の皆さんに素敵な作品との出会いがあります様に!!