DISH//「君の家しか知らない街で」レビュー 令和ノスタルジーに浸れり尽くす

2022初記事!今年も宜しくお願いします(!!)

シャッフルレビュー特別編。

筆者が2021年に聴いた曲の中から選ぶ、上位曲のレビューです。

今回は、第2位のこの曲。

DISH//「君の家しか知らない街で」

2021年2月24日発売のAL『X』収録曲。バーティカルシアターアプリ『smash.』CM曲。

・作詞、作曲 くじら

気が付けば、君と過ごした風景ばかりが浮かぶあの町に気が付き

時の流れと、臆病な自分と葛藤しながら

さみしい感情と情景が綴られる、メロウバラード曲。(☆4.3)

Voの北村匠海がボカロPのくじら氏と話し合って、この曲のディレクションを行い

描く範囲の狭い物語で”せつない”より”さみしい”」に観点を当てた曲の様です。

もうね、王道中の王道のバラードなんだけども

打ち込み寄りバンドサウンドのバランス感が良い。

2020年の年間ソングでも選んだ「SAUNA SONG」もそうだったが

コテコテのバンドサウンドよりも、ちと変化球サウンドこそが今後も彼らの武器となるハズ。

歌詞も、優男(やさお)ソングの真骨頂というか

歌い方の表現も凄く良い。

オーラスサビの弱弱しい感じで拗ねたような「この手もどうせ放すんでしょ」の直ぐ後、

シャウト気味の「幸せを怖がっている」の歌声と加減が最高。

いつもの様に敢えて歌詞カードは見てないですが

2番に「私は逃げてばかりだし~」等の一人称もあるので

そもそもこの曲自体が、彼女(側)からみた曲なのかもしれないし

その方がサビの「どうせ放すんでしょ」の言い回しも自然だけど

それだと”普通に良い歌”で終わってしまう。

解釈の仕方は自由だけど、誰より熱い情熱はあるのに、

彼女の前では煮え切らないような男側がこれを呟いてる世界観のが、

前述のコンセプトの”さみしい”ともリンクして最高にエモさと破壊力があって素晴らしい情景になると感じる。

ちなみに、作曲者のくじら氏が夏頃にセルフカバーALの発売を予定しているそうなので

この曲も恐らく収録されると思うので、楽しみです。

縦長のMVが『smash.』で見れる・・・が

今回記事作成にあたり、この曲のMVがタイアップ先の

バーテイカルシアターアプリ『smash.』限定で観れるということで、

普段だったらアプリ入れてまでしかも課金してまで・・・だが

この曲は思い入れがあるし、公開期間は1年間と言う事でもうまもなく見れなくなってしまうので有料登録して視聴してみました。(以前見たとき期限は4月22日?だった気がするが今見たら22年5月14日までになってる)

そもそもこのアプリがスマホ画面の縦型映像を生かしたものだと分かっていても

縦型MVが見ていてやっぱり慣れない。どうしても横で指を広げてしまいたくなる。

まあ映像の質感はミニシアターフィルム調で雰囲気はあるし、カット割りのエフェクトも好きだが、

単に自分が期待し過ぎてたからかもしれないが、何か薄っぺらい。もっとストーリー性やドラマ性が欲しいというか、ともかく惜しい感じ。まあ実際見てもらえれば分かると思う。

というか、

より多くの人に知ってもらうための方向性の(もしくはその商品の世界観と相乗効果がある)タイアップは凄く良い事だと思うけれど

アプリへの誘導及び、この様に見れる人を限定する/囲い込むようなプロモ展開は閉鎖的な印象が強いし何よりもったいないなと思う。

縦長の映像ならばそれはそれでいいから普通にYoutube等でも公開してくれたらもっとバズったのでは?と思う。

彼らの話題となった「」の動画だって、アプリ内限定の動画だったらあそこまでの展開にはならなかっただろうし。

ともかく、これはタイアップ側との契約もあるだろうからもう仕方ないけれど

期限が来てMVが消されても、なんらかの別編集 Verでも良いから、その内Youtubeでも見れるようにするべき楽曲だと思う。

とりあえず、こう言う企業とのタイアップMVは期間過ぎると、再び見れなくなる可能性も高いので、気になった方は『smash.』のアプリ『smash.』のアプリチェックしてみて下さい。

「君の家しか知らない街で」イメージジャケット

さて、今回もこの曲をイメージして

ジャケット描いてみました。

こちらです。

DISH//「君の家しか知らない街で」Image illust

テーマはもう曲のタイトルのそのまま。

終盤のカラーリングで意外と時間かかりました。

と言う事で、

筆者が選ぶ2021年のベスト局第2位の

DISH//「君の家しか知らない街で」楽曲レビューでした。

今年はTOP3の3曲がどれも同率1位な感じだったんですけどね、無理やり順位つけました。

次回は1位曲のレビューです。お楽しみに。

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