真夏の光線にやられながらも、真野ちゃんの結婚を祝福しつつな、
シャッフル音楽レビュー第54弾。
今回選んだのはこの曲です。
等身大なSEXY POPで、アッパーに弾ける。
後藤真希「EYES」
2010年7月28日発売のミニAL『ONE』収録曲。
・作詞 BOO ・作曲 飯岡隆志
テンポ良く官能的な歌詞と、炭酸のように爽快なサウンドで、夏やスポーツ感溢れるアップ曲。(✩3.5)
ちなみに、公式の曲紹介の一文を上げますと
「女の子目線で男女のイタズラを描いたちょっとエッチな歌詞が悩ましい、カラオケで歌うと盛り上がること必至なアゲアゲ曲。」らしいです。
PVでは、少しきわどいシーンもあります。ハロプロにいたら出来なかったであろう表現を、見せつけている様な気もしますが(松浦氏の狙いか)
これは、脱アイドルのアーティストとしての表明でもあるので、単純には比較できませんがハロメンや他のOG達がこれをやったら、「体当たりで頑張ってるなー」とか「思い切って”勝負”したんだなー」と思いますが、
彼女の場合は、挑戦や勝負というよりも、彼女の生/性 態がそのままストレートに表現されている感じ。つまりは、この危険でクールな世界観すら、もはや等身大なんですよね。
こうしたパーソナリティーも、表現者としては立派な強みだと思います。
既視感あると思ったら「SOME BOYS! TOUCH」(06)のPVを、JPOP寄りに綺麗にアップデートした感じですね。
CAT’S EYESは、妖しく黄緑色に光る
お洒落には詳しく無いですが、一般的にライトカラーは、軽く浮いて見えがちで、
黄緑を格好良く着こなすというのは、かなり上級テクニックが必要だと思うんですよね。ですがこのPVの彼女は、黄緑の猫コス(鬼??)も含めて格好良く着こなしている。
普通だと妖艶に紫系にもしそうな所だが、そうすると背景も含め色調的に、色々エグ目な感じになるところを、あえてライトグリーンにする事で、スポーティーさが加わり良いバランスに。(黄色の衣装も同様にダーティーさを中和している)
勿論avexの衣装・美術・映像スタッフの手腕があってなのはそうとして、どのスタイルの彼女も可愛クールに着こなしていて流石だなと思いました。
このコスプレ感はハロプロ時代で言うとコウモリ羽を着けた「うわさのSEXY GUY」(2003)のシャドウレディのそれであり、ある意味両社がSEXYにコスプレをさせると、それぞれどんな見せ方(表現スタイル)になるのかが見えてくる気がして面白いですね。
お洒落で万人に受けるのは「EYES」の方だと思いますが、個人的には「うわさのー」の彼女に惚れたのもあり、思い入れもあるので好きかな。
ここでふと思ったのが、この猫デビルコスプレ、
アニメ『キャッツ・アイ』で、杏里さんが”緑色に光る”と歌われています。
そういえばタイトルも「EYES」ですし、後付けかもしれませんが、緑の猫衣装はちょっとだけ狙ってる部分もあるのかなと思いました。
新世代のキャッツ・アイは、目だけじゃなく身も心も(黄)緑色に光り、リスナーのハートを狙っていると。
そう考えたら、この黄緑キャットもファッション的なポイントの高さだけじゃなく、隠れたメッセージ性を含めて、改めて評価が高まりました。(まあこれもただの妄想かもしれませんが)
曲と詩
曲は、炭酸というかシュワッと感があるんですよね。上記スポーティーさと合わせればチューハイなのかな?いや、ストレートな炭酸水か。
そして、詩も特徴的なんですよね。90年代ぽい?
一番印象的なサビも、曲や歌い手によっては恥ずかしくなりそうな
“LIES しぐさで ハート巻き上げたトルネイド“
“TIGHT 近づく ハートみなぎってボルケイノ“
などのインパクトあるキャッチーな詩も、この曲の作り込まれた世界観で歌われると”全然有り”というか、見事にハマっていてかなり好きですね。
avex、再出発までの長い道のり
後藤移籍後に、avexのMAX松浦氏の「まずは、モー娘色を消さないと」という趣旨の発言がありましたが、女性受けを拡大するためのSWEET BLACKでの活動もありましたが、明らかな安室における”SUITE CHIC“の踏襲であります。
彼女の場合は、ハロプロ在籍時も何度か、転換期を経てハロプロ後期(「ガラスのパンプス」~)には制作サイドも徐々にavex流POPSに移行していました。
当時avexの推していたravexプロジェクトの一環や、弟さんの状況も慎重に考慮していたのかもしれませんが。
洋楽カバーや、クラブサウンド、作詞にも初挑戦するなど、一見遠回りをしたからこそ色んな経験が出来て良かったとも捉えられますが、
逆に言えば、ソロ活動の中でA面は勿論、B面でも色んなジャンルや自作詩や他者とのコラボに挑戦する事も充分出来た気がするので
実際にはその活動における成果よりも、本戦前の泊付けが目的となるような、あくまで会社側のカタチ(形式)重視の印象ですね。
放置してたわけでは無いのは分かりますし、会社としても、大事にじっくり手を掛けてくれてるのはありがたいことではあるのですが、即戦力でも使える選手を、期待の新人と同じくらいデビューまでじっくり育てている感じが、「なんでこんなに寝かせ(熟成させ)過ぎるのか」と、やきもきしてしまった印象ですね。
この再始動曲「EYES」も、普通にキャッチーで完成度も高いですし、曲も好きです。と同時に、それ以前の彼女では歌いこなせない世界観とは感じませんでした。(1周回った後での、POP表現力の深さはあると思いますが)
だからこそ、出し惜しみすること無く素直にもっと早く出してればと思ってしまったのです。
「EYES」は幻のSgか?
2007年末にハロプロ卒業、
2008年6月にavexに移籍発表、夏a-nation参加、
09年SWEET BLACKプロジェクトをスタート(デジタルSg連続配信)。ravexの楽曲に参加。夏a-nation参加。 9月SWEET BLACK ALリリース。
そして満を持して、2010年3月に”後藤真希”としてavexでの移籍第1弾のCDリリースも決まりました。これは『HOW TO USE SEXY』(2007)以来、実に2年半振りのCDに(ベスト盤を除く)。※2010年1月に母の訃報があり、3月のCD(ミニALだったかは不明)は発売中止に。
恐らく、そのCDが「EYES」のSg盤だったのだと思います。
恐らくこの曲のレコーディングとPV撮影は、1月よりも前に収録済みだったと思われます。
元々の予定曲がバラードだったりした場合、既にレコーディングやPVも収録済みであれば(本人不在のプロモーションになったとしても)、レコード会社はビジネスですし、そのまま3月に発売していた可能性が高いです。
ただ、彼女がそうした状況の中でも、予定通り新曲を表現したいと決意したとしても、この楽曲の詩・曲調・ビジュアルの世界観は、タイミング的に”不謹慎”と思われてしまう可能性もあったので、ようやくたどり着いたソロCDの発売中止も仕方ないと思います。
ちなみに白の花嫁風ビジュアルの『ONE』のジャケ写(前髪有りの方)が、「愛のバカやろう」(2002)の白盤でオマージュというか、通じるものを感じて好きなのですが、
もうひとつ、黒の鬼コス(LADY GAGAのスタイリストによる物)のドンキホーテ限定版のジャケットがあり、それがSg「EYES」のジャケット予定だったのかもしれません。
ただ、彼女が『ONE』リリース時に、白と黒とで対比させるビジュアルを意識したという旨を述べていたので、白盤も共に「EYES」用だった可能性も(素直にどちらも『ONE』用の撮り下ろしかもしれませんが)。
この曲を聴くと何故か(サウンドアレンジ?)プロ野球を連想するので、当初の段階では、プロ野球ニュースのテーマソングの予定もあったのかもしれません。
PVの猫コスの印象的なピンク背景は肉厚(エロス)感を出しているのだと思ってましたが、もしかしたら当初のリリース時期の満開の桜のイメージだったりして。
そして『ONE』に収録された「わがまま」「言えないけど」のどちらかがB面で、その後作成された「宝石」と「華詩 -hanauta」(母への思いを綴った曲)を合わせて、
『EYES』のSg版は、5曲のミニアルバム『ONE』に変化したのかなと思います。(あくまでも妄想)
avexの彼女のHPはもう消滅していますが、ここでmu-moの『ONE』発売時の記事が今でも見れるので紹介します。(この記事はまだまだ続きます)
mu-moショップ内ONEリリース特設ページ (新規ウィンドウで開きます)
松浦先生、Sg盤ここで出さなきゃ、いつ出すの?
様々な事情、ましてや彼女の場合はプライベートでも、非常に大きな出来事がありましたが、そうしたことを踏まえた上でも、やはり思ってしまうのは、延期は仕方ないにしてもSg版で出せなかったのかということですね。
どんなアーティストでも復帰作第1作は話題、需要共にピークになりやすい。
ある程度続いているアーティストの場合、売上が落ちてくると、(チャート記録や収益性からも)Sgリリースが減りAL発売、やがてALオンリーとなったりするのが通例ですね。
ALランキングは、そこまで一般リスナーには認知されませんが、Sgランキングは一般層も目に(耳に)しやすいので、良い意味でも悪い意味でも目立つのです。
だからベテランになるほど実際にはSg出せても、下手にSgを出してランキングで売れてない印象を持たれてしまうと、結果的にマイナスプロモになりかねない。だったらその分、制作費をALに回した方が効率的なケースも多いと。
という事でSgは、一度守りに入ったら出し難くなってしまう。
勢いのある(攻めの)時期に出せるチャンスがあるなら出すべきだと。
つまり彼女の場合も、復帰第1作のこのタイミングでSgを出せなかったら、もうavexではSgリリースは難しいだろうなという気配は感じてました。
結果として5曲ミニALとしてその後も『Gloria』『LOVE』3部作と続くわけですね。個人的には2作目も好きですが、やはりミニALは守りの印象が強く、Sg発売で上昇感を感じたかった。
補足すると、休業を発表しその直前に、アクシデント的に?氣志團の綾小路翔とコラボSg『Non stop love 夜露死苦!!』があり、それがavexでの唯一のSgにはなっていますが。(2009年にravexのSgのB面で「Golden LUV feat. MAKI GOTO」の参加も)
もし、Sg「EYES」でソロ活動がスタートしていたら、(そこまで大きく変わらないのは分かるが)その後もSgが続いていただろうし、どんな展開になっていたのかも、興味深い。
まあ終わり良ければ何とやらで、最後のオリジナルAL『愛言葉』(2011)が、あゆスパイスも濃い目なもののアートワーク含め、そこそこ良い作品なので、SWEET BLACKのALに、ミニAL3枚も含めて考えると、遠回りをしたけど、形になって良い作品達を残してくれたのは嬉しいと思います。
ということで今回は、後藤真希「EYES」楽曲レビューでした。
次回もお楽しみに。
コメント
おめでたくも真野ちゃんの結婚が正式に発表されましたね
ハロプロタレントの前例とは全く違う人生を歩んでいてやっぱり独特な存在だったんだなと改めて感じさせられました
EYES初めて聞きましたが爽やかで90年代J-POPっぽい大衆性がなかなか好みです
MVでタバコ吸ったりトイレで男に跨ったりハロプロではできない表現も自分のものにしてカッコイイですね
エイベックスに移籍してからソロ名義のCDを出すまでずいぶん時間がかかったのはなんでだろうと思っていたのですが社長が娘。の色を消したかったから念入りに準備をしていたのですね
今にして思うと娘。色は消さずにアイドルポップ要素強めの路線の方が倖田來未や安室奈美恵との差別化も図れて良かったんじゃないかなあと思ったりします
エイベックスのセクシー歌手は当時すでに渋滞していたイメージなので結局個性を出し切れず埋もれてしまった印象です
テレ東音楽祭で鈴木愛理のパフォーマンスを見つめる後藤の表情や視線には様々な感情が込められているようでドラマを感じました
お子さんの手がかからなくなったらまたマイペースでもソロで歌って欲しいですね
>ハロプロタレントの前例とは全く違う人生を歩んでいてやっぱり独特な存在だったんだなと改めて感じさせられました
コメントありがとうございます。真野ちゃんは、自分の手で道を切り開いてる姿勢が格好いいなと思います。現役達もそんな彼女を見て、多くの活力になっている事でしょう。マノサスガですね。
>EYES初めて聞きましたが爽やかで90年代J-POPっぽい大衆性がなかなか好みです
この記事で、曲を知ってもらえるのは嬉しいです。大衆受けバリバリのJ-POPですね。
リリース当時のプロモでは「宝石」「華詩」がフィーチャーされていた印象なので、ちょっともったいない曲であります。
>今にして思うと娘。色は消さずにアイドルポップ要素強めの路線の方が倖田來未や安室奈美恵との差別化も図れて良かったんじゃないかなあと思ったりします
>エイベックスのセクシー歌手は当時すでに渋滞していたイメージなので結局個性を出し切れず埋もれてしまった印象です
なるほど、非常に的を得たご意見だと思います。
例えばハロプロに在籍し続けてのセクシー路線だったら、他と差別化も測れるし、良かったと思うが、
他にも似たようなジャンルのアーティストの多いavexで、セクシーや洋楽っぽさを後藤真希が新たにやる必要性はあまり感じないですからね。
安室、倖田にも出せない世界観、つまり後藤真希が生きる道は「アイドルポップ」で、松浦氏が消そうとしていた「モー娘っぽさ」こそが、皮肉にもその中で彼女が生き残るための最大の武器(個性)だったのでしょうね。
“リセット”して、新たな魅力を~という方向性よりも、それまで培って来た魅力を生かし、そこに様々な経験を”プラス”していくというやり方の方が、理にかなっていた気がしますね。
結局”それっぽい世界観”というのは、その先にそこに特化したアーティストが、既に君臨しているわけですからね。自分からわざわざ似せに行って埋もれる必要はないのかもしれないですね。
そしてコメントにもありますが、現在彼女の姿を追うように、ハロプロ時代とは違う様々なジャンルの世界観を見せてくれている鈴木愛理の姿もまた格好良いです。
彼女の場合、安室の引退もあったりと、後藤の時と少し状況は違いますし、しばらく試行錯誤はあると思いますが、最終的にたどり着く場所、
ソロとしての”鈴木愛理”の生き残る道も、ここに”ヒント”が隠されているのかもしれませんね。
ご返信ありがとうございます
後藤に関しては器用過ぎたのと割と従順だったのが裏目に出たのかなと思いました
後藤は下手に何でも歌える歌唱力と表現力があるのでつんくプロデュース時代から方向性を絞り込めていない印象がありました
愛のバカやろう(エスニックダンスポップス)→溢れちゃう・・・BE IN LOVE(R&B)→手を握って歩きたい(童謡風ポップス)とデビューからシングル1枚ごとに世界観がバラバラでした
また安室奈美恵の「黒人音楽を日本語で表現したい」と言うような音楽的ポリシーのようなものもあまり見えず結果として「後藤真希の音楽とは?」との問いに現状最後まで答えが出せなかったように思います
鈴木愛理もそういう点では後藤に近いタイプですがそれを逆手に取ってデビューアルバムでは℃-uteの基本路線のダンスミュージックとBuono!の基本路線のバンドサウンドを交互に織り交ぜ「カメレオン」をキーワードに何でも歌えるということを個性としてアピールすることに成功していると思います
アイドル時代のキャラをそのまま継続しアイドルらしく何でも歌えることを目指すアーティストはこれまでに居ないタイプでソロとして上手く行くんじゃないかと期待を抱かせます
後藤が果たせなかった夢を鈴木が追いかける姿は清々しいですね
後藤もこの先自分らしい音楽を見つけてくれるといいなと思います
>後藤に関しては器用過ぎたのと割と従順だったのが裏目に出たのかなと思いました
自分も同じ印象でしたが、先日の20周年のインタビューで『手を握って』の曲調に猛反発したり、卒業式の日までつんく氏に反発していた事が分かり、衝撃でした。まだ、1冊読み終えていないので、読み終えたら記事にしたいですが。
>シングル1枚ごとに世界観がバラバラでした
上記の様に本人的にはクール路線を希望していた様なので、やはり事務所側の戦略ミスというのも大きいですね。まあ、着せ替えさせられてこそアイドルだし、松浦亜弥が人気だったのも影響してそうですが、やはり適材適所がありますからね。
>℃-uteの基本路線のダンスミュージックとBuono!の基本路線のバンドサウンドを交互に織り交ぜ「カメレオン」をキーワードに何でも歌えるということをキーワードに何でも歌えるということを個性としてアピールすることに成功していると思います
鈴木愛理は、女優アーティストじゃないですけど、持ち備えたスキルを活かしつつ、作品によって何色でも染まるというのがセールスポイントなのですね。そこを理解して、アピールしているのであれば、今後も様々な曲が来ても芯はブレないと思いますし、今後の彼女にも期待ですね。
個人的には彼女のソロは「DISTANCE」と「未完成ガール」しかフルで聴いていないので『Do me a favor』を聴くのも楽しみです。^^
遅ればせながらご返信ありがとうございます
コメントにあったモーニング娘。20周年記念オフィシャルブックを読んでみましたが非常に読み応えがあって面白かったです
後藤真希は「手を握って歩きたい」の曲調や卒業ライブのつんくのプロデュースに反抗したと言うのはちょっと意外でしたがでも結局どちらもそつなくこなしてたと思うので
例えば中森明菜みたいに何が何でも自分が良いと思ったものをスタッフに逆らっても押し通すようなタイプではなかったみたいですね
一番興味深かったのは飯田圭織のインタビューで「(1期の他の)4人をライバル視してましたか?」との質問に「ないですね」ときっぱり答えていましたがあなた熱心なファンでもない自分でもわかるくらいテレビ番組(主に「うたばん」)で他の4人(や2期3期)に闘志剥き出しやったやないですかwと矢部浩之っぽく心の中で突っ込んでしまいましたw
特に安倍なつみへの当たりは非常に強くてライバル意識丸出しとしか見えなかった
インタビュー全体での自身の自己評価と世間の印象がまるっきり真逆で、リーダーになってから急にしっかりしたように見えたんですがやっぱり根本的に天然なんだなあと面白かったです^^非難してるわけではなくてそういう所も好ましいと思います
>コメントにあったモーニング娘。20周年記念オフィシャルブックを読んでみましたが非常に読み応えがあって面白かったです
おぉ読まれましたか!歴代メンバーが多い分、ボリュームもすごいですよね。(そういえば、書くと言っていたこの本の感想記事なんで書かなかったんだろうと思ったら、ちょうど読み終えた9月頃ショッキングな事が起きて止めたのだった)
まだ読んだことない現役、OGファンの方にもこの1冊はお勧めします。
>結局どちらもそつなくこなしてたと思うので
>例えば中森明菜みたいに何が何でも自分が良いと思ったものをスタッフに逆らっても押し通すような
中森さんの事は詳しくないのであれですが、意思を押し通すという意味では、ソロとグループ(集団で管理されていた)という環境の違いもあるかもしれませんね。でもそうしたエピソードを聞くと、中森さんは自分の中に確固とした理想像を持っていた様で格好良いなと思いました。
そう言えば、本の中で後藤が揉めた後も「つんくさんが大人の対応をしてくれたおかげで~」と感謝していましたが、
後藤の卒業後のソロSgは、つんく以外の割合が多かったのも
(好きとか嫌いでは無く)つんく自身、後藤とは適度に距離を保ちつつやっていくのが
、お互いに良いスタイルと思っていた現れなのかもしれないなと、ふと思いました。
>飯田圭織のインタビューで「(1期の他の)4人をライバル視してましたか?」との質問に「ないですね」ときっぱり
偶然うたばん動画「真希となっち要注意ね。隣の人カバーしといて」(飯田)などを見返したりしていたので、まさに旬なコメントでした。
そうですね、その場に同期や2期メンがいたら即ツッコまれたでしょうね^^;
この本の飯田さんの内容はあまり覚えてませんが、確かに他のメディア等で振り返る際も、(あくまで視聴者側の判断ではあるが)実際と本人の語ることに、ギャップを感じるシーンが度々あった気がします。
でもflatさんが触れているように、別に「そうしたイメージを隠したくて嘘を~」とかではなく、彼女が当時を思い返して浮かぶ、今の素直な気持ちなんでしょうね。
悪い意味ではなく、そうしたところも含めて、彼女の中にジョンソンは永遠に生き続けているのだと思います(何だこれ^^;)
ご返信ありがとうございます
本の出版のほんの3ヵ月後のあの事件は自分もショックでした
譜久村聖が「相談にも乗ってもらって」などとコメントしてるのを読んで「信頼していたのにふくちゃん可哀想に・・・」と思いました
今手元に本は無いんですが確か飯田は「LOVEマシーンのディアーまでは自分は正統派だったはずなのに」とか言ってたんですが「いやあなた「ねえ笑って」とかおかしなダンスとか「うたばん」でのいじられ方とか割と最初から完全に色物ポジションでしたやん」とまた心の中で矢部浩之になってしまいましたw
あと「ラブ&ピースがモットー」とかも言ってたんですが前述したように「うたばん」ではメンバーとMC全員に闘志を燃やしていてとても愛と平和なんて印象は皆無でした^^;
初期飯田はグループの団結という点では難しい面も多かったんですが(「ふるさと」が鈴木あみにオリコン順位で負けた直後のメンバー全員の話し合いでは一向に飯田は自分の意見を曲げずに周りが疲れている場面が「ASAYAN」で放送されたりしたらしい)
ラブマのブレイクまでの間娘。の人気を支えたのは間違いなく我の強い飯田をいじり倒した「うたばん」だったはずなので娘。メンやマネージャーからすると痛し痒しの存在だったでしょうね
でもやっぱり面白かったし好きなアイドルでした^^
そうですね、飯田さんは狙いとか抜きで、その言動に周りの者が思わず突っ込みたくなる
元来の「突っ込まれ体質(キャラ)」なんでしょうね。そこが天然とも言われるとこでもあると思いますが。(芸人とは相性は抜群ですね)
初期はそのポジションとキャラからTV的にも使いやすいポジションで重宝されてたのでしょう。
リーダーになってからは自分を前面に押し出すことは減りましたが、それでも優しくメンバーを見守るというより、後輩たちを指導しなくちゃという強さ(使命感)は伝わって来ましたね。
そんな中でもやはり、人と波長が少し違うというか、元来の抜けている(悪口では無く)所もあるので、そういう矛盾点を、ミキティ等からスパッと論破されてしまう事もあった様ですね。卒業後は、一気に穏やかな雰囲気になりましたが。
何はともあれ、その時その時をその時の感情で突っ走りがちだけど、不器用な所も含めて愛されてしまうのが彼女の凄い所だと思いました。(返信というか自分の言いたい事になってしまった^^;)