浜崎あゆみ「(don’t) Leave me alone」レビュー『GUILTY』から始まるミラクルWorld

シャッフルレビュー、今回でなんと第50弾!!

書きたい候補曲が多く登場して悩みましたが、

今回、選んだ曲はこちら

浜崎あゆみ「(don’t) Leave me alone」

2008年1月1日発売の9th AL『GUILTY』収録曲。「music.jp」CMソング。

作詞 ayumi hamasaki ・作曲 Tetsuya Yukumi ・編曲 : H∧L

やや自暴自棄気味に吹っ切れたような、攻撃的な歌詞の世界観と

ハードなサイバーロックサウンドがクロスした楽曲。

浜崎あゆみ / (don’t) Leave me alone (ayu

サビ直前のハードフックなキメの後「もういっそ罵ってよ」からのサビの高揚感というか、むしろグワーっと階層が下がって行くようなスケール感が心地良くて好きですね。

ソリッドで上海カラーなPVも好きです。彼女のヘアメイクもアジアスターの様なキツ目でクールです。発売当時にDVDで何度か見て以来、十年以上(!!)振りに見ましたが

途中で現れる敵(?)のカラーを身につけながら、歩みを進めていく様な感じだったんですね。動画後半でピンクと青ネクタイに変化してますがこの後の流れが、どうだったか思い出せないので気になる・・・。

アルバムRock曲の系譜で「Because of You」「my name’s WOMEN」「About You」「1 LOVE」など。それが、『GUILTY』だとこの曲になるのでしょうか。

また、個人的にはその系譜の一つの完成形が「Microphone」(2010)だと思っているのですが、その曲も単体で語れる位思い入れがあるので、また機会があった時に。

そして、歌詞ですが全体を通して強気な歌詞で、

かつて居場所を探していた少女の形跡はもはやない、と思わせて

最後の最後に呟くように

どうかひとりでいさせて

    だけどひとりにしないで 

ここにタイトルの(don’t)のメッセージが表現されている訳ですが、

このコントラストが、ドキっとするし、作品としての奥行をグッと深めていますね。

『GUILTY』って地味?

個人的にこの曲も入った『GUILTY』はあまり聴き込まなかったALでした。

この2007年度のSg「glitter」「talkin’ 2 myself」は2枚とも買いましたが、それぞれ、過去作の焼き直し感があり、クオリティも以前の同タイプの物と比べてもややパワーダウンを感じていました。

タイトルチューン「GUILTY」も地味で、今聞き返しても印象が薄い・・・。だからこそAL曲で、こうしたエッジがあって完成度も高いリード曲(「(don’t) leave~」)が入っていて安心したのを覚えています。

他にもLIVEでのラストでも人気の「MY ALL」の王道で明るめのPOPさは、あまり救いがない世界観ばかりのこのALでホッと出来ますね。

カッコ良く終わるのが、イメージ的には理想かもしれませんが、安室奈美恵のAL『PLAY』におけるラスト「PINK KEY」も似たタイプの曲で、こういうPOPで可愛らしい幕締めも、ある意味クールでカッコイイ気がします。

なので、この「MY ALL」を引き立たせるための全体的にダークな構成ならば、ある意味成功なのかもしれない。ただ、この曲ずっとALラストの印象が強かったが、実際は違うという・・・。

「Mirrocle World」のシングルカット回避作戦!?

そして、AL1曲目の「Mirror」はその後08年4月8日に、Sgで完全版「Mirrorcle World」として発売されました。

浜崎あゆみ / Mirrorcle World  (ayu)

個人的にはALの「Mirror」は予告編的にイントロがおまけ程度に入っていて、まだ曲の全貌は明かされていないという認識でした。

・・・が!!最近聴き返したら、インストどころか、歌入りでアレンジも含めて、ほぼSg版のサウンドが出来上がっている状態で収録されていた!!10年経って気づき衝撃を受けました。

しかも、TVサイズながら締めのフレーズまで入っていて、割と小奇麗にまとまっている。まあその点からも、自分はこのALをどれだけリピートしてなかったかを改めて実感しましたが。

ここで、新たな疑問が。

収録サイズが違うだけで、あそこまで歌、歌詞、アレンジも完成していたのにも関わらず、曲名は「Mirrocle World-short ver-」や”Album ver“ではなく「Mirror」じゃなきゃいけなかったのか。

それは10周年記念Sg作品のタイミングが、Sgカットじゃ弱かったのでしょうし、浜崎が生み出した30万枚限定ブランドも「Daybreak」(02)で終了して以来で、一旦掲げた数値を20万枚等に簡単には下げられなかった。 ※参考記事浜崎あゆみ30万枚限定CD戦略-コラム1章appears「時代を読むセンス」

そして新作として売り出すには、関連性を持たせつつも別タイトルにする必要があった。

てことは『GUILTY』収録版「Mirror」は、AL全体の流れを考慮してというよりも、後に完全版の新曲として売り出すためにあの形になったということか。

ちなみにSg発売時は、海外ロケのPV、収録楽曲違いの複数形態と縦長の特殊ジャケット等、販売はかなり力を入れていましたね。avexとしては、連続1位の記録も更新中でしたし、1位は当然として、どれだけセールスを伸ばせるか、に注力していたと思われます。(ここまで力を入れるのであれば、「Mirror」で小出しせずにいれば良かった気がするが、それだけavexもあのままでは『GUILTY』は弱い(地味)と感じていたのか?)

しかし同時発売で、当時『クイズヘキサゴン』の番組から誕生した羞恥心のデビューSg「羞恥心」がまさかの大ブレイク。結果としてこの曲は、僅差で1位の座を死守出来ましたが、この売上チャートの攻防は、後にチャートマニア達から語り継がれることに・・・。

まだまだ止まりませんが、これ以上書くと長くなるのでとりあえずここまで。

ということで、今回は浜崎あゆみ「(don’t) Leave me alone」のレビューでした。

新作レビューや、特別編を除いたレギュラーレビューで50回を迎えました。

たかが50、されど50の記事なので、51弾に入る前に、一度まとめ記事でも作ろうかと思います。

次回もお楽しみに。