Kan Sano「Natsume (naked version)」レビュー 素敵なこと具現化しよう

2024年に聴いたベスト楽曲の中からピックアップレビューです(発売年問わず)

今回は紹介するのはこの曲。

Kan Sano「Natsume」

・作詞作曲 Kan Sano

21年4月28日配信リリース、8月アナログ盤発売。翌年AL『Tokyo State Of Mind』収録。

ドラマ『住住』2021年放送のシーズン3主題歌

日常の中のふとした楽しさや淋しさなどに寄り添うような曲(☆3.6)

サウンドも間違いないのだけれど、今回記事作成に辺り

このリリックビデオも見たりして詩を初めて意識して見たらセンスにビビる。

雰囲気だけのオシャレソングとは一線を画してると思った。

これだけでも十分過ぎるのですが、この先で触れますが、

この曲の良さはまだまだあるのも素晴らしい。

origami daisuki

去年は彼も含めてOrigami Productsに正式に大ハマリした。

これまでも、mabanua氏やOvallなど個別にはハマって好きだったし、

さかいゆうやCharaの曲等で、ここまで身近にいた事にびっくりした。

例えばCharaのAL『Baby Bump』の彼によるプロデュース曲「Cheek to Cheek」なんて

19年ベスト楽曲ではAL部門でまとめてエントリー扱いにしてしまったが

単曲では年間ベスト5に入るくらい好きだったのですれ違いどころか、

意識してないだけで、既にKan Sanoサウンドにハマっていたという衝撃。

彼含めorigami productionの方々の曲を集めた時は

極端に想像と違うALだったら困るので視聴でさらっと聴いたら

CD(物によっては配信で)を信用買いした。

サブスクで聴くと、スキップや中断してしまう気がするし

ながら聴きになりがちだったり、誘惑に負けてしまう自信があるので

余計な情報を入れずに浸かりたかった。

その際origami系のほとんどのALにそれぞれ初回盤で特典Discが付くのだが

それぞれインスト集だったり、カバーやRemix盤だったり

中身もフルボリュームだったりして音源マニアには堪らない仕様で。

ただ、中には特典Diskと同内容のALが、配信でも販売されている物もあるので、

このALは初回盤CDで。このALは通常盤CD+配信(特典Disc)を組み合わせる等

それぞれ出来るだけ安く揃えられるフォーマットを選択して集めた。

全然関係ないが、かつてQRコード決済戦国時代Origami Payなるものがあって

ポイントで返ってくるサービスがほとんどだったのに対して、これは

その場で数パーセント値引いた価格で決済してくれるという推し決済でした。(更にクーポンもあったかも)

残念ながら20年にメルペイに統合されてサービス終了してしまったが、自分のスマホでは

それ以降もアイコンだけずっと残していたが(いつの間にか消えた・・・)。

Tokyo State of mind と 絶品 naked Version

自分にとって24年は「New York and Tokyo State of Mind」と言ってもいいのかもしれない。

24年の夏にgleeを約10年振りに見返して

そのターニング曲がビリージョエル「New York State of mind」だった。

それをオマージュしたであろう『Tokyo State of Mind』というセンスの時点で大好き確定演出なのだが

(過去のレビューでも度々登場)彼女にとって久々の音楽活動とも言える

ともさかりえとのデュエット曲が入っていたり

05年にLIVE Sgを買ってから好きだった

フィッシュマンズいかれたBaby」カバーも入っていたり

聴く前から好きがいっぱい詰まったALだった。

まさに自分の為のALじゃねーかと思ってしまうと同時に出会うのが遅れてゴメンとも。

タイトル曲は自分の中でハードル上がり過ぎていたので、

あれ?こういう感じか…と肩透かし感がはじめあったが

これはこれで味があって好きだ。このALだけでも何曲もプレイリスト入りした。

Tokyo ~聴くと、そういえば石原さとみのメトロ?か何かのCMで流れてたなー

なんであの時気づかなかったんだーという感情になるのだが

この曲にタイアップは無かったそうで、何と勘違いしているんだろう。

この「Natsume」原曲Verは打ち込み音がポンポン弾んだアレンジでノリは良いし

このVerも勿論プレイリストにも入れてるけど

それより更に好きなのが引き語りの「Natsume(naked version)」だ。

いわゆるピアノ引き語りVerなのだが、原曲とはまた印象も違って非常に素晴らしい。

こんな泣ける感じになるんだと驚いた。切なさ30倍増しな感じ

今回記事を書くまで気が付かなかったがサブスクに無かった。

ボーナストラックの様な印象だったが実際には

AL『Tokyo State Of Mind』の限定盤の特典disk(インスト集で1曲だけ歌入り曲)に収録だった。

このdisk内容の配信は無いのでアナログ盤か、CDの限定盤を購入しないと聴けないようだ。

性格悪いと思われるが、頑張って音源を集めた側からすると

正直ちょっとだけ救われた気がしたのも事実。(ただのアップ漏れかも知れないし、今後サブスクにも可能性だってあるし、なんならこの記事がそのきっかけにだってなるかもしれない)

でも、オリジナルVerと全然世界観や印象が違うからぜひ紹介はしたい。

Nakedの雰囲気が伝わるスタジオでの引き語りも良いので迷ったが

こちらのパフォーマンス映像をご紹介。

気に入った方は、配信やサブスク上で近い音源だと

24年11月に配信リリースのLIVE AL『Live in Tokyo 2023』に収録の

引き語り音源がある(「Pマママ」の没入サウンド感も凄)・・・が

※HMVオンラインで現在限定版の新品がワゴンセールでかなり安くなってます(裏山)1年前は少し安くなってましたが価格戻ったので、欲しい方はチェック!

ドラマ『住住』

この曲がバカリズム氏が原案脚本のTVドラマ『住住』

21年のシーズン3テーマ曲となっている。

「Natsume」と共にドラマの雰囲気が分かるトレーラーを紹介。

個人的に曲にハマってから大分後でドラマ主題歌だったのを知り

え、そんなメージャーな感じだった?と一時テンション落ちてしまったが。

とりあえずレビューを書くにあたっては作品も観ておきたいなと

HULUで観ました。全シーズン。

このドラマ『住住』は同じマンションに住む3人の1シチュエーションコメディ。

基本的に登場人物は全て本人役で出て来る。

内容的には『やっぱり猫が好き(SF要素は除く)の影響は随所に見られる。

日村さんのバスの回とかも嫌いじゃないが(日村さんの下ネタ系は他でやってほしかったかな)

バカリさんワークスなので色々趣向が張り巡らされているのは感じつつも

基本全話観ていてニヤニヤ位で。唯一笑ったのは「プレゼント」の回。

笑いではないが、1stシーズンの最終回のEDも良かった。

二階堂ふみさん好きだが、第1シーズンのロングヘアが好きだったので

21版のマッシュルームヘアは複雑、次のシーズン?では水川さんまで同じ髪型になってて

同時期他作品の役柄でそうだったのか、小林サトちゃんリスペクトなのか、なんとも言えない気持ちに。

「HULU」加入する際もこの作品自体は30分位で話数もシーズンによって少なめだったり、

単独課金はハードル高いと思うので、気になった方は、

他にも見たい作品が溜まった時に一緒に一気観するのがオススメです。

自分は途中までしか観てかった『最高の教師』『チ。-地球の運動について-』と共に一気に見ました。

という事で今回は2024年の年間ベスト上位曲

Kan Sano「Natsume(naked version)」楽曲レビューでした。

年間ベスト曲もいよいよクライマックス。

it’s coming… 月が綺麗 Dehane

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