今回は三戸なつめの新作に注目。
その前に、彼女といえばこの曲。
流行りの風が過ぎ去った後年、評価を受けそうな怪曲「前髪切りすぎた」です。
下記記事で熱く語っています。
三戸なつめ「前髪切りすぎた」レビュー こんな切ないチョキチョキを聴いた事ありますか? – バブル スターライト
それでは、本題へ。
デビュー曲「前髪切りすぎた」から1年、待望の3rdシングルの登場です。
三戸なつめ Newシングル「I’ll do my best」
今回も中田ヤスタカプロデュースで、2016年4月6日リリース。
新生活応援ソング。
「I’ll do my best」収録曲
1. I’ll do my best 2.もしもクッキング “MISO KAWAII”タイアップソング
3. 8ビットボーイ (Extended-Mix) 4. I’ll do my best -instrumetal- 5.もしもクッキング -instrumental
新曲のPVがこちら。
三戸なつめ 『I’ll do my best』Music Video (三戸なつめ Official YouTube Channel)
PV監督はPerfumeや、SEKAI NO OWARI「Dragon Night」、AKB48「ハロウィン・ナイト」なども手掛けている”関 和亮“氏です。色々と力が入っているのを感じますね。
今回はタイトルの薄味さも新鮮ですが、これまでの「前髪切りすぎた」のあほカワFantasy、「8ビットボーイ」デジポリ感の作風とはガラッと変わり、望郷ウェット感が映像から漂っています。
これまでの彼女の楽曲はゲームで言うとDQ(ドラクエ)の世界感でしたが、今回の曲はなんとなく音がFF(ファイナルファンタジー)チックなんですよね。
また、曲の雰囲気から矢井田瞳「孤独なカウボーイ」や上原あずみ「Bye Bye MY BLUE SKY」を思い出しました。
新生活への想いという、同テーマを扱ったPerfumeの「ワンルーム・ディスコ」のレトロバージョンという感じですね。フォークEDMというか、メトロポリタンミュージィROCK的。(厳密にはEDMでは無いと思いますが、対比させるためにあえてそう呼んでいます)
期待値が高かったので、正直初聴の時はノーコメ状態でしたが、日を改めて聴いたら、これはこれで楽しめそうな気がしました。
また、女性アーティストにありがちな「僕」という一人称も、彼女の場合は等身大な感じでよく似合っています。
それで気づきましたが、これまでは彼女のパワーソースには「ちび〇子(昭和感)」や、「少女(ロリ)」色を濃く感じていたのですが、キャラや声質も含めて 実は「少年(性)」がポイントなのかもと思いました。
この曲の評価は難しいですね。というか人によって差が大きいと思います。
明日から不安だけれど、期待もそれ以上にあって眠れない夜。「これまでもやってこれたから大丈夫だろうし、結局どうにかなるだろうことも本当は知っている」「でも、その保証なんてあるのだろうか?」etcそのドキドキ・ワクワク感で寝たいけど、布団の上の暗闇の中で自分の感情が紙芝居のように溢れ出していく 旅立ちの前夜。
そんなイメージで聴き直すと、ちょっと鳥肌が立ちました。この曲の場合は特に、楽曲単体で評価というよりも、リスナー側の環境・情感・背景もセットで初めてパッケージングすべき曲だなと思いました。
ということで、新生活を前に控えてる人たちは、よりオススメです。当てはまらない人は、変化の前夜を思い出したり、想像しながら聴いてみてください。全然違うスパイスが効いてきます。^^
今回は、三戸なつめ「I’ll do my best」をピックアップしてみました。
コメント
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