Mr.Children「【es】~theme of es~」レビュー 時代の渦中でも 喜びにふれたくて

令和最初のシャッフル音楽レビューの第68弾。

今回選んだのはこの曲。

Mr.Children「【es】〜Theme of es〜」

作詞作曲 桜井和寿

1995年5月10日発売のSg曲。

同年公開で、自身が出演のドキュメンタリー映画『【es】 Mr.Children in FILM』主題歌。

何が起こっても変じゃない そんな時代さ」と変化していく現実に直面しつつも

覚悟は出来てる  よろこびに触れたくて明日へ」希望を胸に、進んで行こうとするバラード曲(☆2.9)

24年(!!)も前の曲ではありますが、ある意味

平成から令和へと移り変わった今の時期にもピッタリの世界観かもしれません。

詩もメロも王道かつ青臭い感じで綺麗ですが、

攻撃的なCメロで崩しているのが、彼ららしい感じがしますね。

前年のいinocent~,Tomorrow~等はSgを買っていたのですが、個人的にこの時期はCDを買わなくなっていた時期だったので、曲も世界観も好きでしたが手に入るまで少しラグがありました。

改めて聴いてみると、同じく小林武史プロデュースのYEN TOWN BANDSwallowtail Butterfly ~あいのうた~」(96)とストリングやバンドアレンジが似ていて

これまでもサブタイトルの感じで、共通性は感じていましたが、兄弟(姉妹)曲と言ってもいいかもしれません。

また、この作品のドキュメンタリー映画を未だ見たことがなく

現在でもVHSのみで、DVD化もされていない様なので、

機会があったら見てみたいですね。

僕を走らせる “es”とは!?

エス(/イド)は、精神分析学者フロイトが提唱したもので

無意識の欲求や、本能的な意識 の事を示します。

このSgの1枚前のSgである「everybody goes~秩序のない現代にドロップキック~」(94)の時点で

[es]の文字が入ったTシャツを着たCGキャラ”エス君“が、ジャケットやPVで出ていたので

【es】という存在が、この時期の彼らにとって大きなテーマだったのかもしれません。

イメージイラスト

今回も、曲をイメージしてイラストを描きました。

こちらです。

Mr.Children「es-theme of es-」Image illust

今回は前述の、心理学的なエスは特に意識しませんでした。

この曲は自分の中では線路とフィルムという印象で、

これを書いていたのが平成の終わりの時期だったので

曲の世界観と共に、時代の変化や繋がりも意識して

フィルムとフィルモドラゴンが登場。あとはシンプルに描きました。

今回は、選曲とイラストは平成に、文章は令和に入ってと時代を跨いだ

Mr.Children「【es】〜Theme of es〜」の楽曲レビューでした。

偶然ですが、このSgのB面収録の 「雨のち晴れ(Remix)」の楽曲レビュー も書いていたので、興味のある方はそちらもご覧下さい。

次回もお楽しみに。

コメント

  1. flat より:

    この頃のミスチルは1995年の10月に放送開始したテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」との共通性を感じたりします
    ひたすら自分の内面に向かって行く流れが似てるような気がします
    1995年は1月に阪神淡路大震災、3月に地下鉄サリン事件と戦後の日本の価値観を根本から揺るがすような大きな出来事が連続した年でした
    ♪何が起こっても変じゃないそんな時代さ覚悟はできてる♪あたりの歌詞にそれらの出来事が反映されているようにも見えます
    そんな時代だからこそ心の奥深くを見つめるような閉塞的な世界観が歌やアニメなどで受け入れられたのかなと
    若者のオピニオンリーダー的存在でもあった桜井和寿らしい歌詞だなと改めて感銘を受けました

    • tona より:

      コメントありがとうございます。なるほど
      言われてみれば95年は日本にとっても色々な出来事があって、作品自体の魅力は勿論
      そうした時代背景も、それまでの一般受け作品とは角度の違った「エヴァ」等の作品が
      人々により響いたのかもしれませんね。

      振り返れば音楽業界においても、90年代中盤までの「健全にPOPに」という景気の良いPOPsから
      90年代後半は、多少病的でも、より歌い手の葛藤や闇が歌われる作品が増えてきたかもしれませんね。
      曲一つからも、そうした時代背景がにじみ出ているのが面白いなと思いました^^