シャッフル音楽レビュー第5弾。(追記あり)
今回はこの曲
Time FellowShip「Seed」
Time FellowShip「seed」
2001年8月22日発売のシングル。
深田恭子主演 フジテレビ・ドラマ『ファイティングガール』主題歌。
打ち込み風サウンドにストリングスが合わさり、癒し系バラード。(☆3.7)
歌詞としては、夢や友情などドラマの題材にもリンクしていて、
タイトルの通り“この願いが、いつか大きな実を結びますように”という感じです。
サビの譜割りもちょっとクセになる感じで好きです。
ボーカルのyunycaさんの歌声はウィスパー系で、ウェット感もあり歌い方も曲に合っています。
ドラマ「ファイティングガール」
深田恭子、ユンソナ主演のドラマ。
深田恭子演ずるは男にも負けたくない程の、喧嘩っ早く勝気な小夜子、
そしてユンソナ演ずるは良いものはいい、
ダメなものはダメと人にも白黒はっきりした態度を取る韓国人留学生の亜美。
互いにぶつかり合いつつ成長していく二人の物語です。
個人的に今でも、印象に残っているのが、
坂口憲二と後藤真希バリの金髪深キョンが海岸で殴り合いをして、
深キョンが口から血を垂らしながら「お前なんかに絶対負けない」(※シリアスシーンです)と啖呵切る
ストリートファイターなシーンですね(色々と今では規制がかかりそうですが)
深キョンの妹役の平山あや(目の不自由な役)が寺山修司の詩集が好きで、姉に読んでもらうシーンが何度も出て来るのですが、これらの詩も印象に残ってます。
最終話あたりは、アメリカの911の事件により、
放送スケジュールに影響があり、予定されていた内容と変わってしまった記憶が。
このドラマはドラマで思い入れがあるので、機会があればまた別記事でレビュー書けたらいいなと思います。
フジテレビの配信サイトでも現在全話配信中ですね。
興味のある方はチェックしてみて下さい。
さて曲の話に戻りますが、アレンジも王道POPSで
良い曲だし大好きだし、ドラマ主題歌としても合格点ですが、
この曲はリリース当初から何か影を感じるところもあります。
借りてきた猫感がというか、ドラマ制作サイドの注文に
最大限に配慮した無難・優等生感というか。(はみ出さない様に感?)
この曲に限らず、タイアップ物は大物アーティストでも曲の出し方が難しいものなので、実際のところは分かりませんが。
リリース告知のCMでは、何故か神取忍さんが出演するコメディ風な物(メンバーも申し分程度の出演)だった記憶があります。
神取さん自身は全く悪くないですし、音楽好き以外の人にも目に止まるインパクト狙いだったとは思いますが、
肝心の曲も印象に残らず、何より曲の世界観と全くマッチしていないCMで、
メンバーや曲が可哀想だなと思った記憶が。
CMだけじゃないですがTVプロモをもう少し練れば
リリース時には「ヒットするかも!?感」が漂っていましたが、記憶では三十何位初登場で、大きな上昇も無かったです。
曲から感じる、ちゃんと校則通り必要要素をギュギュッと優等生的にまとめました。でも、成績では報われなかった感が悔しいですね。
確認したら約5年で再生回数300超でしたこれまで紹介してきた曲の中では、数としては1番聴いてます。
無難で変にクセがないからこそ、長く聞けているという点もあるとは思います。
そういう意味では、(きっと他の方達にとっても)飽きずに長く愛し続けられる曲ということで、結果的に良かったのかもしれません。
さて、次回は何の曲だろう。
DEHA
コメント
ふと思い出して久々に聞いたらやっぱりいい曲だった。
>何故か神取忍さんが出演するコメディ風な物
そうでしたっけ?私も神取忍さんがこの曲のCMに出演していたのは覚えていますが、パロディとは受け取らず、薄暗い光景の中、強い漢(神取さん)が哀愁漂うこの曲を口ずさんでいる、という印象でしたね。
彼女らの情報、ネットであまり出てこない感じですが、どうしてるんだろう?
コメントありがとうございます。
匿名さんのコメントを読んだら、忘れてた部分もあり自分でも「(CM)別に悪くないじゃん」と思ってしまいました。^^;
ただ、もちろんコメディと言っても、ゲラゲラ笑うようなコント調ではなく
曲の使われ方、CM構成等含めたシュールさ含めてコメディ風と記しました。
まあ神取さんのキャスティングは明らかに「Fighting Girl」を意識したものだと思いますが
この曲をBGMに試合でボロボロになった神取さんが、再び立ち上がる!!みたいな内容だった全然有りですけど
自分の記憶だと暗いスタジオのセット?の中、神取さんが喋ってて(匿名さんのを参考にすると口ずさんでた?それなら悪くない)途中から本人達のサビが数秒だけ流れてメンバー3人が「よろしくねー」みたいな感じで笑顔でひょこっと現れて、シュールで曲も数秒しか流れないし尻切れ感を感じました。(登場の仕方も「ドッキリ大成功~」的な)
20年ほど前に見たきりなので、細かい内容は実際と違う点や思い違いも色々あるかもと思いますが
少なくとも当時からこの曲が好きで、ヒットして欲しいとファン寄り目線で見ていた自分が曲の良さが伝わり辛いと落胆した内容でした。
曲は良いのだから、わざわざ予算と手間を掛けてこんな変化球CMにするなら、シンプルに15秒PV流した方が関心持ってもらえたハズだと当時悔しかったので、この20年の間により印象がマイナス面にエスカレートしてたかもしれません。
まだ彼女らが歌番組へ出演していたら、もしくはヒットしていたら、そこまでこのCMにマイナスの印象なかったと思いますが
当時TVでのプロモがほぼ無くて雑誌のインタビュー位しか無かったと思います(イメージ的にラジオ出演はそこそこあったかもしれませんね)。だから余計に貴重なTVでのCMスポットに変化球で来られたのが強くマイナスの印象に残ってしまっているのだと思います。
なので、時を経たいま冷静に見たら言うほど酷くないんじゃ?と自分でも思う気はします。当時のFighting Girl録画してたのでVHSカビてなければ、CM確認できるかな(デッキがないが^^;)
思い返したら未だに悔しさのあまり長文の愚痴返信になってしまいすみませんm( )m
当然ですが匿名さんのコメントへの批判ではありませんので気にしないで下さい。
当時の虹がキューン(これ好きだったが)で始まる時代のSONY MUSICのCMに対しての気持ちです。
男性メンバーの一人は現役で音楽活動やスクールで講師などしてるみたいですね。
他二人は引退でしょうか。aiko辺りがカバーしたら脚光浴びそうですね。