川本真琴「1/2」神様は誰もキュンして斬れない バグメロ2人の境界線

シャッフルレビュー、とうとう第99弾!!!

今回選ばれたのはこの曲

川本真琴「1/2」

・作詞作曲 川本真琴 ・編曲 石井鉄男

1997年3月21日発売のSg。TVアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』第2期OPテーマ曲。

融合と分離、あなたと私の境界線に挑戦する。

エネルギッシュに疾走するPOPナンバー(☆3.5)

Aメロ”背中に耳をぴっとつけて“と、気がふれる限界点みたいなバグメロ最高。

これだけで何杯もいける好きさ加減。

にも関わらず出落ちにならず、ズンズン進むBメロも見事で

コール&レスポンスが入りそうな爽やかアイドル風サビ、

トドメにまくし立てる川本節も絶好調で、抜かりなく昇天させてくれる

彼女のPOPな側面と時代が最高点で交差したような楽曲だ。

PVも良い。ついアレン様みたいなジャングルショットも気になってしまうが

ABメロは彼女のプライベートや素の部分を表現していて

サビではに屋根でギターで「時間ですよ」などTBS系往年のTVスター風で

大人達に作り上げられた魔法の世界(show)の中の彼女を見せているのかもしれない(屋根歌唱シーンはサビのみ登場)

こうして、サビとメロそれぞれで彼女の裏表の、

二分の一の世界を表現し、

終盤ピアノ〜Cメロシーンでは、

そのふたつの自分の融合に挑戦しているのか?

まさに自分自身の決闘だ。映画のワンシーンの様にカッコ良くて痺れる。

デビューから恒例だが本PVにも彼女の女友達みたいな方々が登場している。

バンドサークルか劇団仲間っぽい雰囲気だが、

実は彼女たち映画サークルか映像関係の仲間で

リアルに”こういうのがお洒落で面白いんじゃない?”とか

企画アイディアや友情出演もしてくれて、

それが彼女の初期PV郡の個性的な演出に繋がったんじゃないかと妄想してしまう。(実際のところは不明)

今回歌詞をさらっと見返しましたが

あたしたちってみんな”はんぶんこ”に生まれてきて

分かち合ったり、愛し合ったりすることで1っこに近づきたい。

2人の境界線みたいな邪魔な身体=肉体という概念を超えて

魂で混ざり合って内部浸透率高めたい

・・・みたいな感じの世界観を、キレキレの作詞センス爆発させて届けてくれています。

るろうに剣心

この曲はアニメ『るろうに剣心』のOPテーマでした。

しかし自分の中では「1/2」がるろ剣主題歌だったと言われてもピンと来ない。

当時たしかドラゴンボールGT?辺りと連続でやってましたね。

アニメは初回からチェックしてたし、喋り方も真似したり(!!)

コミックも途中まで集めたし、好きだったというよりハマりたい作品だった。

誰かに勧められた訳でもないのに頑張ってハマろうと努力もしたけど、

グッズやCDを集めるまではギリギリ届かず。

やがてこの曲が新テーマ曲になった時期には

アニメをリアタイで見れなくなってしまい自分の中でフェードアウトに。

そんな訳で自分の中でのるろ剣といえば、

アニメ初期OP「そばかす」、EDはイエモンの「Tactics」の印象で止まっている

(TMRのED曲はCDTVで見て格好良かったので、どんな風に使われてるかEDだけ見た記憶はあるが、Bonnieのチャオも)

ちなみにJUDY AND MARYそばかす」は製作当初アニメ主題歌としか情報がなく

YUKIが『キャンディキャンディ』をイメージして作詞したという有名なエピソードがある。

バトンタッチされる形になった「1/2」は、るろ剣に合ってるのかどうかは正直分からないけれど

1/2“というスラッシュ字面は、刀で斬るイメージも取り入れたと思われ。

そこに、もともと彼女の世界観のコアにある

強くなりたい“や”あたし達の1つになれそうでなれないジレンマ“みたいな世界観が

オシャレに合致した秀逸なタイトルだと思う。

歌詞も全体的にアニメ主題歌を意識してくれたのか、

POP寄りなワードに落とし込んでくれた配慮も感じられる。

てか「1/3の純情な感情」、曲としては当然知っていたしSIAM SHADEの楽曲ファンだが、

「1/2」よりさらに後期の、るろ剣EDだったらしい!!今回知って衝撃だった。思い切り「1/2」が意識された計算的なタイトルだったんだなー。

“私たち半分だよね”と歌ってたのが、壊れるほど愛しても半分どころか”1/3″になってしまったのか。

話を戻して、そばかす期のアニメ途中のCMで彼女のデビューSg「愛の才能(岡村靖幸プロデュース)CMがしつこいくらい流れてたので印象に残っているが

当時”ちょっとS系ハレンチ姉ちゃん“みたいなノリが苦手でチャンネル変えたい位だった。(今思うと完全に岡村ちゃんスパイス耐性が無かっただけだ)

その時の悪印象が「DNA」「1/2」「桜」と出る度に薄れて

初めて彼女のCDを買うまでに至った「ピカピカ」のセミロングヘアーにロングスカートの、しっとり姉さんビジュになった時には、振り幅で余計好きになった。

彼女の場合、初期から無言で金髪全開オーラ放ってたから、

ショートの黒/茶髪でギターやピアノじゃかじゃかしてるのがギャップあって

“この子、もしかして天才なんじゃ”感が凄まじくお茶の間への破壊力も増したのだと思う。

だから「ギミーシェルター」の金髪とかは、彼女の内面やキャラクター性そのまま過ぎて驚きもなく、やっとOK出たんだ良かったねみたいな。

似合ってるし好きなんですけどね。あくまで表層的な印象だと

一般層へは、その他個性派ミュージシャン勢の1人になっちゃったみたいな感じで、

逆にインパクト薄くなり埋もれちゃう感じが面白いなとは思った。

黒や茶髪で、ブンブン金髪オーラ振り回して叫んでる方が攻撃力としては高いが

まぁ本人がやりたいようにやるのが一番だ。

このSgはリリース当時ランキング番組でも超常連曲で有線などでも流れまくっていたため

リアタイで全部歌えるくらいに頭にインプットされていたが

SgもALも大ヒットしてたし楽曲自体は好きだけど、

皆が好きなCDを一緒に買ってもしょうがないと、弄れ自分は当然のようにスルーしていた。

しかし、リリースから9年後の2006年自分はこのSgを買う事になる・・・

が、長くなってしまったので、それはまた別のお話てことで、後日noteでUP予定です。

ということで今回は、川本真琴「1/2」楽曲レビューでした。

8月頭から書いてすぐアップ出来そうだったのですが、

長くなりすぎてカットしたりでこんな時期に!

次回は遂に第100弾!!選曲自体は悩みましたがもう終わってます。

100回ぽい曲かは???ですが、次回もお楽しみに!!

恋してる曲たちに感謝を込めて 音楽がずっと鳴り止まないように!