シャッフル音楽レビュー第14弾。
今回はこの曲。
レミオロメン「もっと遠くへ」
レミオロメン「もっと遠くへ」
作詞作曲 藤巻亮太
2008年7月30日発売。12枚目のシングル。
フジテレビ系 北京オリンピックテーマソング。「オーケストラ」との両A面。
メッセージ性の強い、ミディアム曲。(☆3.1)
レミオロメン – もっと遠くへ (レミオロメン)
歌詞が光に向かって何としても超えていくんだ!!という強すぎるメッセージ性に
溢れています。
オリンピックの応援歌(テーマソング)だったんですね、今回初めて知りました。正義感あふれる前向きな曲の世界観にも納得です。
恐れずに、ポジティブの先へ
リリース当時に、この曲をスピーカーで聞いていたら、
知り合いに「こういう曲よく聞けるね」と言われました。
たしかに表面だけで聞いてしまえば、爽やかな曲調と真面目な歌詞が、
人によっては照れを感じるかもしれませんが、
個人的にこの曲は、恥ずかしさ無く”信じる正義感”をストレートに受け止めて聴ける曲だと思います。
後半に行くにつれて畳み掛けるようなメロディーが非常に印象的なのですが、
「光!・明!・光!」っつて感じだと、自分も「お、おぅ・・・」って感じで引いちゃうかもしれませんが、
「影・光・希」なバランスなので、実際には聴きやすいバランスになっていると思います。
あとは、Voの藤巻さんの声質ですね。
例えば槇原敬之さんがこの曲を歌ったら、曲全体がマイルド過ぎてくどくなるかもしれません(幅広い世代の方には聴きやすくはなりますが)。
藤巻さんの声質は代表曲の「粉雪」の曲だと、より分かりやすいですが、
独特なノイズ感のある荒っぽさと、横になって、
あくびしながらボクシングしてる様な気だるさ(決して悪口ではありません)も魅力です。
なので純粋に、綺麗なバラード曲を歌っても「キレイきれい」過ぎでまとまらない所が、
レミオの良い所であり強みだと思うので
この曲も、藤巻さんの声だからバランスが良く聞けるのかなと思います。
個人的に大好きな「アイランド」の様なダークで陰鬱な曲だと、
藤巻さんの声質もどハマり過ぎてて、より世界観が引き立ちますね。
今回、歌詞を曲に乗せてちゃんと読んだのですが、
“何度だってやりなおせる だけど今は二度と来ない” のフレーズなんて秀逸ですし、
全体的にサビの歌詞、理想の地点へたどり着くための貪欲さ感 が染みてきます。
改めて好きになりました。
ということで、今回はレミオロメン「もっと遠くへ」でした。
次回もお楽しみに。
DEHA