シャッフルレビューついに第91弾!今回選ばれたのはこの曲。
globe「FREEDOM」
・作詞 TETSUYA KOMURO、MARC ・作編曲 TETSUYA KOMURO
1996年3月27日発売、4日後に発売のAL『globe』の先行Sg。KDD(現KDDI) CM曲。
社会問題にも踏み込んだ攻撃性と躍動性を持ったスリルなアッパー曲 ☆3.9
“2人がどれだけ強いこだわりもって
世界が廻るのを拒んでいたって”
という代表的なフレーズも含め、それらの問題群を
“FREEDOM”という一節で破壊し浄化させ、
「地球には動いている理由がある」と述べるのだ。
だからこそ声高らかに叫ばせて頂きます!」という様な潔さを感じる。
まさにこの曲は冷静と情熱の狭間のジェットコースターの様な楽曲だと思う。
同時代の安室奈美恵の「Don’ t wanna Cry」の歌詞でも似た空気感を感じるが
この曲のキレッキレのワードセンスは、華原朋美「Hate tell a lie」(こちらはプライベートに振り切っているが)の破壊力と近い物があるのかもしれない。
サウンドの勢いで説得力がある感じ。
それだけのキャッチーなメロディーの心地良さと疾走感、パワフルさが
有無を言わせぬ説得力を兼ね備えているからだと痛感させられる。
跳ねる、ピチカート・リミックス
個人的に好きなリミックスがあるので紹介します。
2011年発売AL『house of globe』に収録の「FREEDOM 524 mix」です。
FREEDOM (524 mix / Remixed by KONISHI Yasuharu) (globe)
原曲とは違うアプローチで、スピード感は緩めつつも、リズムのノリが心地よくて好きだったのですが
今回、十年以上経って初めて、このリミックスが
ピチカート・ファイブの小西康陽氏によるものだと気づきました。
お洒落な世界観もここで繋がった!という感じです。
と言う事で今回は、当時の小室哲哉の勢いや切れ味が伝わってくる
globe「FREEDOM」楽曲レビューでした。
読者の方々、2023年もありがとうございました。
来年も皆さんに良い作品との出会いがありますように!!