松浦亜弥「花いちもんめ」レビュー CM未発表曲。再び彼女の歌が花開くとき

早くも年末ですね、シャッフルレビュー第48弾。

今回選んだのはこの曲。

 松浦亜弥「花いちもんめ」

・作詞 久保田洋司 ・作曲 斉藤悠弥

切なさを抱きつつ、未来への期待もどこか控えめに感じる、春と和を感じる爽やかミディアムナンバー。

当時、2008年洋服の青山のフレッシャーズフェアのCMでのみ聴けたCMオリジナル曲です。

2008年12月のハロープロジェクトのオムニバスアルバム『プッチベスト9』にて初音源化されました。

彼女個人のCDでは、2011年12月に発売された『松浦亜弥 10TH ANNIERSARY』にて初めて収録されました。

松浦亜弥 『花いちもんめ』 “10TH ANNIVERSARY BEST” SPECIAL LIVE (upfronttunes)

イントロや間奏の琴の様なメロディが最高に好きです。個人的にこの曲はここが肝だと思ってます。メロディアスでありシンプルで無駄もない。

上記ライブ映像では、全体的にカジュアルお洒落感なアレンジで、琴(シンセ)のインパクトは控えめです(しかし目立つパートなので、プレッシャーからか毎回後半部分の音がブレて、あややも苦笑いしてる!?)

気に入った方はぜひ原曲(CD)の雰囲気もすごく良いのでチェックして欲しいです。今でも、彼女の後期作品の中では「想いあふれて」と双璧で好きです。

また、この曲の歌詞では舞い散る花びらに、恋人の心情を重ね合わせて表現されているのですが、

個人的にこの曲で一番好きな歌詞が「あなたがもし いなくなれば 私 寂しいからね」なのですが、そのフレーズ終わりにまたこの琴のメロがアウトロとなって重なり、しかもすごく綺麗に終わるんですよね。余韻の長さも全て完璧という感じです。

このライブ動画でもそうですが、アイドル時代の反発からか活動末期はベリーショート、金髪、刈り上げ等、パンクなファッションスタイルでしたね。

まあ彼女の場合心境が変化したというよりは、本来の我の強さや表現欲求が、事務所の制限から徐々に解放された結果だと思いますし、個人的には嫌いじゃないですが。

あの子がほしい花いちもんめ、正月聴こう!そうしよう

花いちもんめといえば、少なくとも昭和世代の子供の頃やったことがあるのではないでしょうか?

「相談しよう」「そうしよう」「○○ちゃんが欲しい」「○○くんが欲しい」のような。

自分も保育園の時と、ギリギリ小学校1、2年位にもやったような気がします。

あれって、グループで誰が欲しいか話して決める訳で、○○ちゃん(くん)が欲しいに選ばれると、人気があるように感じて嬉しかったですね。ある意味子供版”ねるとん”ぽさもあるかな(ないか)。

歌詞や花びらなど出てくるので、ストレートな春の曲だと思います。が、個人的にこの曲の旬な時期は、1月ですね。

個人的に、リアルタイムではこのCMを見た記憶が無く、年末の『プッチベスト』で初めて聞き、当時出勤前にMDの1曲目にしていてよく聞いていた事も影響してると思いますが、それ以降も年末や正月の時期にはプレイリストに入れ毎年聞いていました。

ふと思いましたが、大晦日や正月は雪が降ることはたまにあるものの、基本的に関東圏では雨の印象が無い気が。

まだ桜の花びらこそ無いものの、年末年始で人気も少なくなった町並みや神社、澄んだ空やピンと寒くも凛々しい空気感。

また神社の赤い社や、どっしりとした屋根の色合い、年末の慌ただしくも切ない感じと、新年の幕開けのどこか神々しい雰囲気、

そしてこの曲の、和と等身大の軽やかな幸せの叙情、それぞれのスケールの対比が逆に心地良く非常に合います。(初詣に神社でBGMで流して欲しいくらい^^;いやほんとに)

ということで、年末年始の日本の和が濃く感じる時期に非常にマッチするのでオススメですね。

彼女は2013年にW-inds.橘慶太 氏と結婚後、主婦や子育てに専念し、ここ数年間は芸能活動を休止しています。

せっかくなので、そんな彼女休業前の2013年のラストライブの映像の中から、今でも広く支持されている「ひこうき雲」のカバー映像も紹介します。

活動休止前「ひこうき雲」ライブ

松任谷由実さん(リリース時は荒井由実名義)の「ひこうき雲」(73)は、ジブリ映画『風立ちぬ』(2013)で一躍有名になりましたが、

彼女自身は2002年のフォークカバーオムニバス『FOLK SONGS2』にてカバーしていたゆかりある曲でもあります。

松浦亜弥 『ひこうき雲』 クリスマス・ナイト2013 (upfronttunes)

後期の彼女は歌い回しに癖がありましたが、この曲に関しては素直な歌い方をしていますね。

浜崎あゆみの宇多田ヒカルのカバー時もそうでしたが、やはりカバー曲だと、自然にいつもより一歩引いた位置でのパフォーマンスになり、自己歌唱の癖が現れ難いのかもしれません。

カバー曲は初期(原点)に近い魅力を引き出す力があるという意味では、アクが強くなってきているベテランアーティストこそカバー曲は、程よいバランスで聴ける良い機会なのかもしれません。

余談ですが、現役モーニング娘。ファンの女優、松岡茉優は顔が松浦亜弥にそっくりですよね。デコ出しの髪型ではとくに。そうしたことからも、個人的には”モー娘。愛”と切り離した部分でも、松浦亜弥繋がりで親近感がありますね。

さて、話題を戻します。

彼女の表現力は、アイドル、モデル、ダンス、タレント、役者どれも一定以上のパフォーマンスで徹してくれていましたが、やはりその中でも彼女の歌の表現力は素晴らしいと思うので、いつか家庭も落ち着いて、ふと自分の人生を見つめ返す時間が出来た時、彼女のペースで良いので音楽はライフワークとして続けて欲しいなと思います。その天性を生かしてくれたら、幸せになる人が沢山いると思いますし。

再び歌声は咲くのか

活動後期ではスガシカオ元ちとせスキマスイッチなどの楽曲をカバーしたり、明らかに福耳チームにラブコールを送っていたように思いますが、事務所かレコード会社的か、過去の(アイドル)イメージが強過ぎた為か分かりませんがコラボには至らず、残念ながら公での接点はスガさんからの歌唱評価のコメント位ですね。

シックな大人な歌でも、ジャズでもボサでもクールな曲でも彼女の歌いたい曲を歌ってほしいです。あれから年数も経ちましたが、もし福耳チームサイドがOKならば、その中での彼女のパフォーマンスも見てみたい気もします。

復帰に関しての心配は一つ、アイドル歴史の壁ですね。さすがに黒歴史とまでは思ってないでしょうが、自ら進んではやりたがらない気もします。

彼女は、良くも悪くも、全て全力で取り組んできたプロ性質の人物だと思うので、その分プライドも高いと思います。決して悪いことではないですが、(復帰に関しては)そこが心配ではあります。森高千里のように良い意味でラフな感じで戻って来れるのかと。

みんな変わること、変わらないことばかり注目するけれど、年相応の可愛らしさも、立派な魅力ですからね。

当然メディアや歌番組からは、カワイ子ブリッコな昔の曲を求められる事も多いにあると思いますが、それを歌うことで恥ずかしがる事もないです。

どんな大物俳優でも、照れるような若かりし初期作品群もあるし、今でも台本にあれば回想シーンで若い頃の格好やメイクをする事もあれば、3枚目を演じる事だって当然ある。回想シーンどころか舞台の再演などがあれば何十年経とうが全く同じ役柄を演じる事も珍しくはないでしょう。

でも、それは映画や音楽という1つ1つの作り込まれた世界観を、プロとして正々堂々と演じ(パフォーマンスす)るという格好良い事なのだから、必要以上に周りの反応は気にしなくても良いと思います。もし照れや「えー、ちょっとなぁ・・・」てのが内心湧いてきてもそれも楽しんでしまえば良いと思います。(むしろ、現役の時も日々くぐり抜けてきただろうし、そこは得意のハズ)

世の中の大抵のことは結局、やってる本人が本域で「よっしゃ!」とガッツとファイトで笑顔でやりきっていれば、しがらみや雑音などは全部ひっくり返せる気がするので。

と、ここまで書いといてなんですが押し付けがましいのも好くないですね。

もちろん本人の人生ですからが、本人(と家族)が幸せに過ごしてくれればそれでいいなと、それが1番です。

でも、もしその中で音楽を通じて、その幸せが広がる事もあれば良いなと、この「花いちもんめ」の曲のように彼女のファンは、謙虚に期待していると思います。

※20.6 追記

こ、これは・・・・

気になった方は以下、CMピックアップ記事もどうぞ。

カネボウ”I HOPE”新表明CM「唇よ、熱く君を語れ」カバーに想いあふれて

ということで、今回はこれからの時期にもピッタリな

松浦亜弥「花いちもんめ」楽曲レビューでした。

次回もお楽しみに。

コメント

  1. 匿名 より:

    ハロプロ20周年の今年はあやや復活にも良いタイミングだと思うのですが2017年9月に彼女はアップフロントを離れているんですよね・・・
    別事務所の福田明日香や石黒彩がハロコンに参加したりしているので松浦亜弥の登場も不可能ではないはずですがわざわざこのタイミングで事務所離脱したのは当分ハロプロに関わる気は無いからだという気がします
    あやや復活は無理でもバースデーコンサートを毎年開くくらいの活動でもまた歌い続けてほしいと思います
    ハロプロの後輩が「引っ越せない気持ち」や「dearest.」といった隠れた名曲を歌い継いでいるのでじわじわ再評価の波は来ている気がするんですよ

    • tona より:

      >わざわざこのタイミングで事務所離脱したのは当分ハロプロに関わる気は無いからだという気がします

      自分も同じ事を思いました。もう芸能界に戻りたくない!とまでは思ってないと思いますが、少なくともこの20周年を含めOG関連にも自然と注目が集まりますので、ファンに対してもそうですが、特にメディアに対しても、「しばらくはこちらから積極的にアクションを起こすつもりはないので、静かに見守っててくださいね」というメッセージを感じました。
      とはいえ、何かのきっかけで子供に「ママが歌ってるのを見たい!」と言われたり、かつてのOGの活躍に刺激を受けて、活動再開に前向きになる事もあるかもしれません。

      >あやや復活は無理でもバースデーコンサートを毎年開くくらいの活動でもまた歌い続けてほしいと思います

      そうですね。彼女の性格上「復帰して!」「また歌って!!」の声ばかりだと、逆に復帰しようと思わない気がするので、匿名さんも言われるように、彼女にとってあまりストレスにならないペースからでも活動されたら、嬉しいなと控えめに期待しておきます。^^
      後期の楽曲群も良い曲多いですよね。