今回は、筆者が2020年に聴いた曲の中から選ぶ
1位曲のレビューです。
モーニング娘’20。KOKORO & KARADA
2020年1月22日発売。トリプルA面Sg「KOKORO&KARADA/LOVEペディア/人間関係No way way」のメイン曲。
・作詞作曲 つんく ・編曲 大久保薫
近未来なサウンドに乗せ「君が好きさ」とストレートに繰り返す、
ジャンルレスかつボーダーレスな曲。(☆4.4)
モーニング娘。’20『KOKORO&KARADA』(Morning Musume。’20 [Minds & Bodies])(Promotion Edit) (モーニング娘。)
ダンサブルでありながらクラシックやバラードの要素もあり
POPオーケストラEDMという感じ?
これは「LOVEマシーン」「リゾナントブルー」「One Two Three」に並ぶ数年に1作のターニング曲だと思う。
曲の構成も良い。
ちょっと長いのだけれど、狙いだと思うが間奏挟み方や、一度曲が終わったと見せかけて
「あーもうちょっと聞きたいな、もう一回頭から聞こうかな・・」と思わせるタイミングで
ラスサビがさらに始まる感じが、曲の中にアンコールが挟まってる感じで
この1曲の中にドラマ性というかLIVE感が詰まってる感じ。
これがもうちょっとギュギュっとしてたら(嫌いじゃないが「自由な国だから」的な)満腹感があるかもしれないけど
この絶妙な抑揚のバランス感が、何度聞いても飽きさせない魅力につながっていると思う。
ちなみにタイトルに関しては寺田こころ君や、つんく氏の姓(寺田)とは、関係ありません。(いや裏アクセントとして引っ掛けてる可能性は無きにしも…)
グループとしての成熟期
ちなみにこの曲はリリース数カ月後に、サンプリングだか
ループ素材だかのネタ元があったとかで一時騒ぎになってましたが
この曲は好きだし、とても多くのパワーをもらっていたので
そこをあえて調べることで、自分とこの曲との関係にプラスになるとは思えなかったので一切調べてません。
まあ、曲作りにおいて(特に打ち込み系)は音源素材から持ってくる事は普通にある事だし
不都合な音は耳を塞ぐ(知らないふり)という訳じゃなく、まあそういう部分もあるのかなとは片隅で認識はしつつも、
自分の素直な感性を大切にして、この曲とは長く付き合っていきたいと思いました。
白チキブン、黒KOKORO セーラー服衣装
振り付けも新メンバーのデビュー曲だからかめっちゃ踊るというより、インパクト重視なのだが、それも良い方向に働き世界観とマッチしていて好きだ。
衣装も良い。セーラー服(今の子に通じるのか?)のダンスレッスンアレンジ衣装という感じで良き。
そう言えば「TIKI BUN」のジャケット写真が初出しされた時に、写真が小さかかった事もあり
なんでさゆの卒業メインビジュアルがこの衣装なんだ・・・とガックシ来たけれど
その後PV等でアップで見たら素材やスカーフの素材もきちんとしてて
ティーンとスーツのハイブリッドセーラー服という感じで、好きになりましたが。
そういう意味で「KOKORO~」がハイブリッドセーラー服のBLACK Ver
「TIKI BUN」がWHITE Verという感じで。
モーニング娘。’14 『TIKI BUN』(Promotion Ver.) (モーニング娘。)
安易にマントにせずにスカーフを用いてなびかせつつ
衣装と振り付けが効果的に引き立たせて相乗効果が出ている、大成功例だと思います。
「TIKIBUN」のちょいカジュアル、ワイルドさとはまた違う「KOKORO~」は上品さがあるが
曲というかPVに合ってる。近未来サウンドだと「純情エビデンス」や℃-ute『超WONDERFUL!6』の様なシルバー、キラピカ系の衣装にしがちな所を、黒でシックに決めたのもすごいと思った。
ちなみに3月に発売されたALにもこの曲は収録されています。
どんより始まるOPがプラチナぽいかも。新曲は可愛らしい感じの曲も多いですね。
オススメは「恋愛Destiny~本音を論じたい~」ですね。
と言う事で
今回はモーニング娘。’20「KOKORO & KARADA」楽曲レビューでした。
サーバートラブル等あり久々の更新となってしまいましたが、無事アップできて良かったです。
次回は2020年の年間ベスト曲まとめ記事です。お楽しみに。