今年もやります。
発売年度に捕らわれず、2020年に聴いていた筆者の私的(ホリコン化)ベスト曲ランキングまとめと、AL部門(こちらは新譜が対象)の発表です。
2019年ベスト選曲集
1位 モーニング娘。’20「KOKORO & KARADA」(20)
うーん、素晴らしい。音楽作品としては現体制のひとつの到達点だという印象。モー娘としては2017年にAL部門で1位を獲得した事あるが、楽曲部門では2012年の「One・Two・Three」以来?HP(記事)的には初の1位か。
詳しくは1位を記念してレビューを書いたのでそちらで。
モーニング娘。’20「KOKORO & KARADA」レビュー 好きってココロは最高さ!SF交響曲
2位 SIRUP Feat. TENDRE「PLAY」(18)
前回2019年に、この曲が収録されてるAL部門でランクインしていたので、今年はスルーしようか迷ったが、20年の方がより深くはまって聴いていたのでランクインさせました。
インスタライブ?で、TENDER氏が引き語りセルフカバーしてたVerも凄く良かったが、遊びもありつつ刻む譜割りや、漂うナイトグループ感が最高に気持ち良い。Sirupの3月の新作ALも当然の様に良かった。オススメです。
3位 鈴木愛理「Break it down」(19)
これも1年通してよくリピートしたし、POPでアク強めなのに全然飽きない不思議。
鈴木愛理『Break it down』(Music Video) (鈴木愛理)
Aメロの気だるい歌詞が良い。はソロ曲ならではの譜割り、ビート感もスリリングさがあって素晴らしい。ブレイク直後の髭男プロデュースで、タイミング的にはバッチシだった。ソロ受難の時代なので昔の様な分かり易いブレイクを期待するのも気の毒ではあるか。
彼女のソロ曲としては「未完成ガール」以来にハマり、超えて今では1番好きだ。その後の配信曲もどれも好きだから3rd AL楽しみだ。
このPVで気になった方は、ぜひ定点でバキバキに踊って魅せている「Dance Shot Ver」も観て下さい。1カットで、セットや照明、編集なしでここまで魅せられるのは、彼女の積み上げてきた部分が分かる芸術性を感じられると思います。
4位 木梨憲武 Feat. 松本孝弘「GG STAND UP!! 」(19)
木梨憲武 – 「GG STAND UP!! feat. 松本孝弘」Music Video (木梨憲武)
矢島美容室「ニホンノミカタ」の木梨版?的な良POPクオリティー。
「LOVEマシーン」が日本人よ立ち上がれ!だとしたら、この曲はジジイ達よ立ち上がれ!て感じか。サウンドが良いから悪乗りの歌詞も余裕で受け入れられる懐の広さを感じさせる。これ嫌いな人いないんじゃないか的な。
この曲がリードを取ったALが12月11日発売だったので、年末特番系の番組で(奥さんへの歌含め)沢山見かけましたが
余興にもピッタリの曲調なので、せめてあと1,2ヶ月早くリリースされていたら、2019年の忘年会を始め多くの層に重宝されただろうなと思いましたが。
唯一あれ?と思ったのは、当時ツイッターで「アフロを脱いだダンスマン!」とレビューしたけど、その後TVパフォーマンス時にアフロを被っていたのが残念だった。
そもそも憲さん自体がインナーアフロ感満載で、楽曲からもダンスマンを感じさせつつも、あのジャケ写やPVのビジュアルで歌うバランスが良かったのに、ほんとにアフロ被ったらまんまやん・・・。急に安っぽく感じてしまった。てな訳で、個人的にはアフロ不要かと。それ以外は満点楽曲。
5位 Girl’s BOX ALL Stars「Giant X’mas~友情にリボン~」(05)
過去曲の発掘は毎年していますが、2020年で1番出会えて良かった発掘曲1位はこの曲でした。X’mas曲を1年中聴いてる人間から見ても、めちゃくちゃ良い曲。
もちろん、歌詞やアレンジはクリスマスのそれなんだけど、ポジティブさとパワーがもらえる良曲。タイトルにも出ているが、安易な恋人に対してのメッセージ曲でない所も聴きやすいポイントだと思う。ハマって半年後くらいにPVを発見してdreamや星井七瀬とかも歌っていた事を知る。しかし、映像は色んな意味でインパクトあるので先にPVから入っていたらここまでハマらなかったと思うので、気になった方は、是非初めは音だけで聞いて欲しい。
6位 TOKIO「ローライダー」 (16)
サビ後半のbaby~ 連呼の良い意味の投げやり感が絶妙で好きだ。TOKIOやキンキ、V6もそうだけど、毎年何かしら昔の(未聴)ALを聴いて1~2曲ハマることが多い。
『Tacomax』にハマった直後にSMAP解散騒動、去年もこの曲かなりハマって年間ベスト曲にランクインするどろうと思ってたらまもなくTOKIO独立ニュースが。V6は一昨年以前の方が聴いていたけど、迷走入ってるような後期AL曲が結構好きだった。あれ、ジャニーズレビューになってる!?ともかくこの曲、クールで好きだ。
7位 Lead「Only You Can Hurt Me」(03)
一昔前の曲だけど、男女限らずアイドルソングのバラードのA級クラスの間違いない楽曲。サウンド的にはBoA「Share Your Heart(With Me)」(02)が好きな人ならハマると思います。
「Night Delux」(04)時に単発でSgとAL買って以来だから16年振り位に彼らの作品を聴いた1年でした。先輩のW-inds.もそうだけど、彼らもまた長期的に良質な作品を出し続けてるのは凄いと思う。
8位 フィロソフィーのダンス「シスター」(19)
自分もハロヲタホイホイの番組『RAGAZZE!』でやられた一人です。自分は楽曲ヲタでもあるので、彼女達の音源集めようと頑張ったが、ブレイク直後のPerfumeよりも、かなり複雑になって苦戦したのであった。
9位 DISH「SAUNA SONG」(20)
北村匠海Voバンドの小洒落た打ち込みサウンドの1曲。
普通のロックサウンド曲もファンの人達には良いのだろうが、こういう変化球的な曲こそが強みだと思う。あと今回知りましたが
「現代ではSNSでの誹謗中傷があって、それが本人の目に入る。そーゆー事する人は皆サウナ入って炎上して、その後水風呂して外気浴してカレー食べれば良くね?」※PVのコメントから抜粋
という様なスタンスで作られた制作秘話もあった様です。新作ALもドツボ曲があった。21年度版にランクインするかな。
10位 BABYMETAL「↑↓←→BBAB」 (19)
歌詞もサウンドも好きだ。元々ヘビーロックやパンクサウンドがあまり得意でないのもあり、ベビメタは数年前に聞いた時も、そこまで響かなかったが、この曲はどハマリした。同じアミューズのPerfumeとベビメタの世界観がミックスされた感じで好きだ。
次点
大江千里「stereo que box」(01)
特に上半期にハマってた。渋さとも違う、独特な大人の浮遊感とウェーブ感のある曲で、大江さんのにしか出せない歌声が生きてる良曲。のんびり聞きたい1曲。
Lovelys「戦う大人」(19)
音源聴くと、レコーディング含め限られた予算の中で奮闘しているのが伝わって来た。CD音源だとやはり物足りなさを感じてしまう。
彼女達の歌と「残業No!休日出勤!サービス残業あり得ない!」というオーディエンスからの社畜コールとコーラスオケが混じり合ってカオスというか、激シュールな破棄力はライブ時に発揮されるのだ(この御時勢しばらくおあずけと思うが)。
続いて、TOP10から漏れたものの11位~20位辺りにランクインな曲たち
・Hysteric Blue「君と会う瞬間」(02)・・・この曲が収録されたAL『MILESTONE』(02)の帯に「最高傑作~」みたいなコピーが書いてあって、ハードル上げちゃって大丈夫か?と思ったけど、ハードなロックサンドかつ、スリリングな切なさも詰まってるこの曲がドーンと来たのでストンと落ちてしまった。
その後この曲ともう1曲しかプレイリストには入れてなかったので、最高~かどうかは置いといて、この曲の印象も大きくて良い印象のALだ。
・mihimaru GTは毎年の様に何かの良曲と出会ってますが、2020年はかなりのツボ曲と出会えました。「Amethyst」(09)少なくともB面クオリティでは無い良曲バラード。今回調べたらDSゲーム「サモンナイト~」の主題歌にもなってた様で、なんかストンときた。ラストAL収録の「全く記憶にございません」(13)もまさにこのユニット色全開の良曲で良く聴いた。
・JUJU「エイリアンズ」(20)…このカバーは素晴らしい。原曲越えとかとはまた違うベクトルで抜けている。中島美嘉の「接吻」ほどガラッと方向性を変えている訳でないけれど、ともかく完成度高し。聴いた当時「雪の華」「糸」みたく、続々と「エイリアンズ」カバーが溢れて消費されるのでは・・・と危惧していたが今のところ大丈夫?そうだ。
・「唇よ熱く語れ」これは、CMとセットで覆面歌手によるカバーVerでランクインという扱い。音楽のパワー沢山もらいましたよ。詳しくはCMレビュー記事でどうぞ
カネボウ”I HOPE”新表明CM「唇よ、熱く君を語れ」カバーに想いあふれて
・遊助「Yellow Bus」(14)
歌詞的には、前向きアホフェス(褒めた表現)な世界観だけど、去年は色々と不安があったので、「唇よ~」と共にすごく元気をもらえた曲。
・ササキオサム「1/f」・・・これ、KAN「プロポーズ」的なブライドソングかな?サウンドが心地良くて、かなりリピートしてました。てかこの曲の入ったAL『HAPPY BOX』はALとしてオススメです。
参考記事 MOON CHILD「フリスビー」レビュー 裸の太陽、岡村ちゃんとシンクロFUNKY
・「wanna be」yaen front 4 men Feat. saki(01)・・・「太陽の化石」も3度目くらいハマってたが、2020年の野猿の中ではこの曲を1番聴いてたかな。憲さんもソロ歌手活動だし、貴さんは野猿のボーカル2人と3人で歌手活動開始されたので(ここまで来たら4人でやって欲しかった)、さすがに2人位の歴になってくると不仲とかではない複雑な何かあるのだと思うが、矢島美容室の再来日も難しそうだな(OZMAさんはノリノリだろうから2人組なら見れそうだが)。でも何年後、十数年後でもいつか野猿や矢島も見れたらいいな。
他にもフラッシュ的に上げてくと
EXO「24/7」口笛すらカッコ良い曲だ。東京プリンとたいせつな仲間たち「明日笑っていられるように」これも良く聴いた。メンツもメッセージ性も大きすぎて深い曲。
iri「半疑じゃない」(16)twitterでも以前書いたけど、ギャップのある腐女子ラップも良い。LADY BiRD Feat. ソンイ「Sweet Song」(09)は、m-flo名義ならスマッシュヒットしてただろうなというAメロセンス抜群な佳曲。湯川潮音「どうかあしたは」良い歌曲調にミスマッチ歌詞も含めて良き。
毎年の事だけど、今回も挙げきれないのでこの辺で。
お次はAL部門です。
アルバム部門
1位 藤井風『HELP EVER HURT NEVER』
間違いない1枚。このALと出会った時は、どれか突出して好きというのはないけれど、自分の好みの世界観の曲ばかりで驚いた。カバー曲もどれもハマってて藤井風味になてて面白い。一番新作ALの楽しみなアーティストかもしれない。
2位 さかいゆう『Touch The World』
ジャケットからは想像するような“アコースティックな毒の無い優しいAL”では無く
初期の様な攻めたサウンド曲もあったりと、彼の作品では久々にリピートしたいと思えた好きな1枚だ。(まぁ王道の「Soul Rain」が一番のリピート曲だが)
1~2年前?からメディアで面白キャラクターみたいな面を出してるのを見かけて「お、おう」みたいな感じになったが、メロディーメーカーとしての腕は確かなのだから、ここまで来たら大ブレイクとかでなく、地味にでも長く活動して欲しいと願ってます。
と言う事で、私的ランキングでしたが、最後までご覧頂きありがとうございます。
たった今、目視で数えたところ、2020年に新規で聴いたCDは約500枚でした。
去年の記事と比べると年々減ってるな・・・。しかし、予想通り2020年はダウンロードは増えたもののサブスクは利用しませんでした。
今年も使わないかな?ただ、相変わらずプレイリストリスト作成欲だけはある^^;
少なくとも「サブスクでも聴ける」じゃなくて「サブスクじゃないと聴けない」曲が沢山出てきたら必然的に使うことになるだろうけど。
それでも、来年か再来年あたりがひとつの節目にはなりそうだ。
※ちなみに前年2019年のベスト選曲集の記事はこちら
2021年も皆さんに素晴らしい作品との出会いがある事を願って。
DEHA!!