今回ピックアップするのはこの曲。
アンジュルム「次々続々」
作詞 児玉雨子 作編曲 平田祥一郎。
来週4月27日にリリースされる、トリプルA面のシングル『次々続々/糸島Distance/
アンジュルムというグループ名が聞きなれない方も、スマイレージという改名前のグループ名ならば聞いたことがある方もいると思います。
そんなアンジュルムの今回の新曲は、K-POPや軍隊チックなサウンドが広がるクールなダンス曲です。
アンジュルム『次々続々』(ANGERME[One by One, One after Another])(Promotion Edit) / (アンジュルム)
クリアな質感も良いし、照明やエフェクトはかなり凝っててカッコ良いです。欲を言えば、ヴィンテージクールな狙いの為か、彩度(?)を落とした映像処理が惜しい気がします。全体的に色味が白過ぎる気がするので、あともう少しだけ色味が出てると良かったなと思います。
モーニング娘。「笑顔YESヌード」(2007)や、Berryz工房「WANT!」(2012)等もそうでしたが、アーティスト感を演出する為に用いられているのだと思いますが、
ハロプロの場合、狙いの年代的/本格的な印象よりも、「あれ?予算無かったのかな?」的な安っぽさの雰囲気の方が勝ってしまうことが多い気がします。
と、ここでふと『WANT!』のPV見返してみたら、記憶と違いました^^;
Berryz工房 『WANT!』 (MV) (Berryz工房)
改めて見ると適度にカラフルで甘くなり過ぎず、「全然アリ」どころか、この曲の映像処理は 狙い通りに表現されていて大成功例だと思います。ごめんなさいm_ _m
こうして見比べてみると「次々続々」はMステみたいなクリアな感じで(なんじゃそりゃ)、「WANT!」はアジアフィルム的で、方向性は全然違いますね。
この衝撃。3・2・1・ GO !!
さて、話は「次々続々」に戻りますが、曲がとにかくカッコ良い。
間奏のカウントダウンも高まります。振り付けも、全体的にアイドル過ぎず、外し過ぎずでバランスよくてお見事です。
またリズミカルなサビの歌詞の乗せ方も旨いので、より曲がこちらの内面に迫って来るようで 本当にゾクゾクします。
ミュージカル女優を目指す田村芽実にとって最後のシングルということもあり、ここから立ち向かって行く未来に、果敢に立ち向かう様な、強い意志に溢れる歌詞になっています。
また、曲中にラップやセリフも組み込まれているのですが、それぞれが曲を引き立てていて、ごちゃごちゃにもなっていない。
この奇跡的なバランスの良さと、洗練されたダンスナンバーということで、この楽曲を羨ましく思うハローの他グループのメンバーも多いのではと思います。
少し大袈裟に言うと、個人的にはモーニング娘。の「One Two Three」(2012)以来の衝撃かもしれません。
ハロプロ的に℃-uteもそうですが、去年からアンジュルムのターンが続いてますね。メンバーたちの個性も、適所適所でフィーチャーされていますね。対し、色々と厳しい状況が続いているモー娘。には、もうひと踏ん張り頑張って欲しいところです。
今回実力派の田村が卒業することで、今後グループがどのように変化するか分かりませんが、新人の上國料や3期メンバーの伸び率もかなりの期待値を見せているので、それほど心配は要らないのかもしれません。
今回は初期スマイレージ以来振りに、シングル買おうと思います。
ということで、注目の新作アンジュルム「次々続々」レビューでした。
コメント
2017年には蒼井優がまさかのアンジュルム推しをカミングアウトし大きな話題になりました
それがちょっと好きかも?なんて生易しいものではなくガチの女ヲタそのものでしたからハロヲタも驚愕しつつ好感度が爆上がりしてしまったと思います
蒼井優とアンジュルムの初対面の番組で歌われたのがこの次々続々で放送後iTunesチャートを急上昇したそうです
この曲の「あの思い出に追い抜かれぬように」は何かと比較される大量宣伝で知名度を上げた初期スマイレージ時代のことだと思いますがこういう泥臭い楽曲をカッコ良く歌いこなしてしまえるタフさが蒼井優の言う「最強なところ」なんでしょうね
長期休養していた相川茉穂さんがアンジュルムからの卒業を発表しました
実に得難い癒し系のキャラで彼女を失ったことは大きな痛手ですがアンジュルムならそれもエネルギーにして最強であり続けてくれると思います
コメントありがとうございます。蒼井優さんや松岡茉優さんのように暖かく応援してくれてるのは嬉しいですね。桐谷美玲さんもそうですし、一昔前の業界からのハロプロ下げがようやく落ち着いてきて、近年では暖かく扱ってもらえる機会も増えてきましたね^^
>長期休養していた相川茉穂さんがアンジュルムからの卒業を発表しました
実に得難い癒し系のキャラで彼女を失ったことは大きな痛手ですがアンジュルムならそれもエネルギーにして最強であり続けてくれると思います
相川さんの卒業は事情が事情だけにまさに「何にも言えねえ」ですが、メイン素材ではありませんでしたが、あのキャラクターは一人でもいるとグループ全体の厚みや味に深みを増す重要なスパイスだったと思います。
「君だけじゃないさFriends」にもメンバー同士の無言のメッセージも感じて熱くなりますね。