真夏のピークが去ったー
そんな中、お届けする今回はシャッフルレビュー第75弾
今回は元ハロプロ界の異端ユニットのこの曲
メロン記念日「LEATHER」
・作詞 井田実 ・作曲 前澤寛之 ・編曲 朝井泰生
2006年12月6日発売のセレクションベスト『FRUITY KILLER TUNE』収録曲。
AL曲でありながら、スリリングな歌詞の世界観と
Sg曲以上のキャッチーさカッコ良さを兼ね揃えたクールなRockナンバー ☆4
ちょっとダーク系の深夜アニメ主題歌とかにめちゃくちゃハマりそうだ。
てか、この売れ線曲をSgでリリース出来なかったのが悔やまれる。
「赤いフリージア」や「香水」位しか知らない層にぜひ聞いて欲しい曲だ。
この曲が唯一収録されているAL『FRUITY KILLER TUNE』は、
ファン投票から選ばれた「盛り上がる曲」上位13曲が選曲されたセレクションCDで、
この曲はALラストの14曲目に唯一の新曲として収録されており、その後のベスト盤『MEGA MERON』やその他『プッチベスト』等にも収録されておらず、
コアなメロンファン以外には敷居の高い曲となってます。後輩達のカバーも聴いた事ないなぁー、勿体無い。
当時、ゴマキとメロンの合同ライブ『Rockですよ』に後藤目当てでで行った際、この曲で周りがめちゃくちゃ盛り上がっていて、初聴だった自分は正直ポカーン。
しかし1発で曲の生命力は伝わってきたので、これは早く抑えとかなきゃもったいない!と、すぐに会場でCD買った記憶が。
そんなわけで、今回気に入ったあなたも、是非このAL買いましょう。^^
ちなみに、新曲はこの1曲のみなものの、ここでしか聴けない音源として、ALコンセプトに合わせてリミックスされた「香水 (Hard Flavor Remix)」も入ってます。(このリミックス。当時は無理やりBPM上げた外れリミックスに思っていたが、今回久々に聞いたら割と有りだと思った)
ここで、この曲のリリース前後のメロン記念日の動向を軽く触れようと思います。
メロン記念日冬の時代
時は2005年2月のSg「肉体は正直なEROS」の発売を最後に、セールスの伸び悩みかリリースが途絶えてしまう。(その後も2009年までハロプロにいだが、つんく♂が関わったのはこの曲が最後となった)
2006年6月に同時期開催のツアーに合わせてインディーズCDとして「お願い魅惑のターゲット」が発売。記憶ではFC通販とLIVE会場限定での販売だった。
楽曲的には非常にライブ映えする良曲アップナンバーで、披露される度に現場人気が高まっていた楽曲に感じた。
まさに「現場に強いメロン記念日」と、さらに印象強くした曲だと思う。定期的にライブツアーも行われていたし、ユニットとしても円熟期に入っており、安定していたので不思議と、いわゆる”インディーズ落ち”の様な悲壮感などは無かったと思う。
この2006年12月に『FRUITY KILLER TUNE』が発売。ある意味現場での熱はこの時期ピークだったかもしれない。
そんな勢い?も受けて、2007年3月には2年振りとなるメジャーSg「アンフォゲッタブル」が発売(ちなみにリリース前の仮タイトルは「リスぺクタブル」だった)。
個人的にはこの曲好きだしフラゲしたが、歌詞の世界観やサウンド・ビジュアル含め、女子受け狙ったような、オシャレ系お姉さんMAX路線にシフトチェンジしたという印象。
半年後の07年10月、ファンから熱い支持を受けていた
「お願い魅惑のターゲット」が満を持してメジャーSgとして発売されることに。
しかし何故か”マンゴープリン Mix“として中途半端にお洒落にリミックス(ジャケット、PVには黒人がパフォーマンスしており、本人達の登場は無し)というヘンテコ形態でのリリースに。
この辺りの投入タイミングのズレ感等も含めて、モー娘。の「直感2」(05)のSgカットが連想される(この曲も、AL後に新作Sgを1枚挟んでからの変則Sgカットだった。℃-ute「江戸の手毬唄Ⅱ」の海賊版?PVみたいなのもこんなカオスだったが)
ちなみに”マンゴープリン”は、たしか当時世間でちょいブームだったとこから拾ってきたワードと思われ。
この辺りからアップフロントの上層部の方がタイ辺りに着目して次の一手を探っていて、これが後のBerryz工房のタイPOPSカバーへ繋がる伏線となっている気がする。
年末には、ミニAL『メロンジュース』発売。「アンフォゲッタブル」「お願い~マンゴープリンMix」も収録された。このALもOL向けっぽい世界観なので、ある意味この年発売の作風は既定路線だったのかと納得もできる。
その後2009年1月にハロプロ卒業後、Rock化計画など中々攻めていた(かつ良曲)ユニットで好きでした。ちなみにユニットとしては2010年5月に解散しました。
当時は珍しいフェスへの参加や、いわゆるロキノン系バンドとコラボしたりが、(本人達は悪くないのだが)なまじ待遇面や作品の質も良質だった事で
逆にコラボ先のバンド側女性ファン達からも偏見や反発もかなりあっただろうなと当時思ってましたが、
彼女達は最後までカッコよかったと思うし、その功績が見えない所で後輩達に繋がっていると思う。
イメージジャケット
今回もこの曲をイメージして
イラストを描いて・・
というか、今回初めて写真も使いました。
こちらです。
テーマは「ネオンか刻む夜風と素肌」。
ホントかよ。てかアップした今、テーマを決めたので後付けですがし、ネオン感少ないですが。
曲の世界観から、夜の街と疾走感は必然的に意識したと思います。
まだしばらく暑い日が続くと思うので、お互い体調に気をつけましょう。
今年も残り約3ヶ月、まだまだ今出来る事沢山あるはずなので
今からでも今年の目標掲げたり叶えられるように、一緒に頑張りましょう。
次回もお楽しみに。