『ピクセル』アーケードに通いし歴戦の8ビットボーイ達、ポリゴンキャラを攻略せよ!

師走でも語らずにはいられない、映画レビューのコーナーです。
 
今回紹介する映画は、懐かしのキャラやゲームの世界が現代に繰り広げられる、爽快アクションです。
子供から大人まで楽しめて、ファミコン、アーケードゲーマーはさらに楽しめる。そんな作品の紹介です。
(軽いネタバレ有り)
 
『 ピクセル 』 ソニーピクチャーズ(2015)
監督クロス・コロンバス 脚本ティム・ハーリヒー ティモシー・ダウリング
 
・あらすじ
1982年、NASAが宇宙に送った友好の為のデータの取り違えが原因で、
80年代のゲームキャラに姿を変えた宇宙人組織が地球を侵略しにやって来る。
地球存続の危機を救うべく、かつてのビデオゲームの達人達が”アーケーダーツ”として集結し、
米国陸軍組織と共に、奴ら”ゲームキャラ”の軍団を攻略すべく立ち向かう。
映画『ピクセル』特別映像“ArcadeCharacters” 2015年9月12日(土)公開

/ SonyPicturesJapan     

      

日本では9月に公開された映画で、もう上映は終わっているので
紹介するにはふた足遅いのですが、忘れないうちに書きます。
 
自分は劇場で日本語吹き替え版を3D上映で観ましたが、
ひとことで言うと「楽しかった」です。
まず、3D作品を劇場で観るのこと自体が初めてだったのですが、想像よりも楽しめました。
 
3D映画作品は半分アトラクションという感じですね。迫力も臨場感もありましたし、何よりも本作では、ポリゴンや建物が粉々に砕け散るシーンが多数登場するのですがコーラを飲んだ時のようなスカっとした爽快感を感じました。
 
CG技術もハリウッド特有の本物と見間違えるようなリアリティ路線よりも、
当時の8ビット(?)ゲームのドット・ポリゴン感を、鮮やかにPOPにCGで美麗に描かれているので、懐かしさと最先端の融合した
ワクワク感のある暖かいCGとなっています。
 
登場人物やストーリーも、ファミリーで皆が楽しめる本当に王道的なものなので安心して観れましたし、ストーリーの展開もリズミカルで早いです。
 
「あれ?まだ始まったばかりの気がするけど、もう終わっちゃうのかな?もうちょっと観ていたいな」と思いながら映画を観たのは久々です。これに関しては、3D上映によるアトラクション的恩恵の要素が大きいとは思いますが。
 
また、CMやポスター等のイメージでコミカルな部分だけがクローズアップされがちですね。
確かに登場キャラクター達やセリフもユニークなものが多いので、大きくはコミカルタッチのSFアクションです。
 
しかし、NASAが宇宙に送ったゲーム以外のデータ(情報)の、歴史上の著名人たちが
犯行予告犯として利用されるシーン等、シリアスで緊張感のあるシーンも随所にあり、
勢いと賑やかさ(派手さ)だけの映画では無いので、王道的ではありますが、ストーリーも楽しめます。
 
CM等でもフィーチャされているように、日本でもお馴染みの
パックマンやドンキーコングはボスキャラとして登場します。
パックマンとの対決は、中々熱いです。この世界でも、アレは使っちゃダメなんだと、ニヤリです。
 
他にも、赤服のマリ〇と思われるキャラや、〇ルダの伝説のリン〇??っぽいキャラもどこかで
見かけたような・・・、
 
他にも1度見ただけでは気づかないような、知ってる人はクスッと出来る小ネタも色々ありそうなので
レトロゲーマーならばさらに数倍楽しめると思います。
 
 本編だけじゃない。EDがもう一つの見どころ 
また、この作品を非常に効果的に盛り上げているのが
日本語吹き替え版の主題歌である、三戸なつめが歌う「8ビットボーイ」です。
 
前評判でEDが良いと聴いていたので、非常に期待していました。
というか、むしろ「8ビットボーイ」にのせてエンドロールを観たいがために
吹き替え版で本作を観ました。もちろん、声優の柳沢慎吾さんの力の入り過ぎない演技も良かったです。
 
個人的に彼女のファンでしたが、この曲に関しては、”佳曲”位の個人的評価でした。
それでも、楽曲プロデューサーである中田ヤスタカ氏の、
この映画を相当意識して作り込んだという意思を感じたので、
直感で、絶対に劇場で本編と一緒に観たかったのです。
 
観た方だけが分かる内容なのですが、あのエンドロール、最高でした。
最後の最後まで観客を飽きさせない、エンターテイメントに徹した本作品に拍手です。
ここまで書いちゃうと見てない方のハードル上げ過ぎかもしれませんが、まあ本編後の遊び心のある素敵なファンサービスです。
 
 三戸なつめ 『8ビットボーイ』 /  三戸なつめ Official YouTube Channel
 
ちょっと前まで、「ピクセル」本編の映像が挿入されたPVが公開されてましたが
1週間ほど前に、本人映像オンリーバージョンのPVがアップされてから、
もう以前のバージョンは見れなくなってますね。残念ですが、恐らく映画会社との契約の関係でしょうから仕方ありませんね。
※追記2016年3月にまたフル尺で3回目の再アップされてますね(リンク修正済み)。再生回数かなり多かったのにもったいない・・・
 
この曲は今でもプレイリストに入れていますが、
映画を見た方は、この曲を聞くとゾクッとする方も多いと思います。^^
 
 ピクセル3Dを含む、DVD・Bru layリリース決定! 
来年2月に映像ソフト化が決まりました。
 
やはり、この作品は3Dを意識した迫力のあるシーンが多いので、
見られる環境のある方は3D版が収録されている物をお勧めします。
中でも、気になるのは3D版の本編に加え、アーケードゲーム立役者の貴重なインタビューも詰まった
日本限定の特典BDが付いてくるプレミアムエディションですね。
アーケードゲームの歴史等の「ファミ通」とのコラボのブックレットもある様です。
 
種類がいっぱいあって迷ってしまいます。
amazomの商品ページ下部にはそれぞれの特徴一覧が載っているので
それぞれの視聴環境に合わせて楽しみたいですね。
                   
ピクセルで描いて ( ゚< ーε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
                  
DEHA!!
 
 
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