YEN TOWN BAND「アイノネ」問いかけた あいの音で あしたを 探しはじめる

※12/6一部追記。
気になる新作アイテムをピックアップして紹介するコーナーです。
今回のアイテムはこちら
 
本日12月2日リリース。19年振りとなるYEN TOWN BANDの新曲『アイノネ』。
 
作詞作曲は小林武史です。
そもそもYEN TOWN BANDとは、1996年公開の岩井俊二監督映画『スワロウテイル』の劇中に出てくるバンドです。
 
Vocalはグリコを演じるCHARA、プロデューサーに小林武史、映画公開当時YEN TOWN BANDとして、
 
Sg「Swallowtail Butterfly~あいのうた~」、AL「MONTAGE」をリリースしオリコンチャートで同時1位を獲得するほどの大ヒットとなりました。
 
YEN TOWN BAND「アイノネ」MUSIC VIDEO (監督:岩井俊二) / UNIVERSAL MUSIC JAPAN
 
今回PVを初めて見ましたが、岩井監督の絵コンテムービー(全編かどうかは不明)のPVなのですね。
映画『スワロウテイル』本編の絵コンテがちょっと懐かしいです。
 
赤いストールを巻いて歌うグリコのパートだけは完全な新作カットですね。
 
たしか監督の作品で、アニメ作品の『花とアリス殺人事件』かな?
実際に実写からアニメを作るという作品作りをしていると番組で見たことがります。
 
 
このPVを見る限り、動きのクセなどなどがまさに彼女のそれなので、イメージで作成したものではなく、
 
実際にグリコ(CHARA)が歌うシーンを撮ってから絵コンテに描き直したのだろうと想像できます。
 
 
音楽の方は、この新作では打ち込み色が強いロックサウンドになっていますね。
 
これはこれで、新鮮ですが、サビらしいサビがないまま、淡々と進んでいくので
POPでキャッチーな新曲を求めている方には辛いかもしれません。
 
その分リピートして聴いていても飽きず、心地良く疲れないですが。
やはり久々の新作ということで、思い入れのある分
リスナー側としても勝手に期待値が高くなってしまっていたので、
新作は肩透かし感は否めないですし、配信じゃダメだったのかな?とも思いました。
 
ですが元々、当時の楽曲にしても(シングルを除く)POPで王道というよりは、割とシンプルでマニアックな方向性だったので
そういう意味では大きくは変わっていないのかもと、思い直しました。
 
小林武史 x CHARAのタッグはまたいつか見てみたかったので嬉しいですし今回の再始動にあたり、周囲の声もあったと思います。
 
ある意味”小林武史プロデュースのCHARAの新曲”としてもリリース出来た所を
本人たち製作サイドの意向により十分に考えられた上で、
あえてYEN TOWNに持って来たわけなのでリスナー側はそれ以上の詮索をせず
素直にその状況を楽しむ(応援した)方が、スマートでクールですね。
 
チャンスがあるのであれば、その機会を生かした方が絶対カッコ良いと思います。
そういう意味でも、本作は本作でひとつの大きな足跡になるはずです。
 
初回盤には4曲のLIVE音源入ったCDが付いてくるのですが、なかなか良かったです。
その時のライブの模様がちらっとこちらで観れます。
 
YEN TOWN BAND 大地の芸術祭にて復活!【SPACE SHOWER NEWS】MC: 梅澤亜季/SPACE SHOWER NEWS
 
山中の屋外のライブで、ライトに映る無数の虫は、蝶の仲間らしいです。
とても幻想的ですが、当然運営サイドが想定している事だとは言え、ついつい演者さんが心配になってしまいます^^;
 
 
「愛の音、愛の根、愛の値・・・」世界に溢れていく愛の掛け算、不透明になっていく愛の判断基準。
洪水のように溢れる情報の波の中から、本当に必要なもの、なくしてはいけないものを
繰り返す”愛の音”の言葉が我々に対して訴えてくるように聴こえてきます。
 
シリア難民キャンプ地の写真(撮影:安田菜津紀)のジャケットワークや
映画におけるイェンタウンと現在の社会の混在感も相まって現代を生きる我々に何か伝えようとしているのかもしれません。
 
 
直感ですが楽曲としても、ヒット路線の分かり易いそれとは全く別枠の、今より1年後、2年後とより深みを増していくタイプの曲だと思います。
 
(良い意味で)これは、ある種POPSというジャンルではないのかもしれません。
 
今回のシングル発売に合わせて、アルバム『MONTAGE』のデジタルリマスター盤やアナログ盤等、リリースが続いています。
 
今回は期間限定でもなく、定期的に活動もある様なので新作も楽しみです。
 
また現在の新作「スワロウテイル」映像版も見てみたい気がします。
色々なカタチの音楽を通して、
あなた自身や日常に響く”愛の音”について考えてみてはどうでしょうか?
 
DEHA!