CHEMISTRY「SOLID DREAM」レビュー 半端な夢のひと欠片は 不器用に変わりゆく

久々の通常営業、シャッフルレビューの第66弾。

今回はこの曲。

CHEMISTRY 『SOLID DREAM』

2002年11月13日発売のトリプルA面Sg

『It Takes Two / SOLID DREAM / MOVE ON』の1曲。

フジテレビ系『めざましテレビ』テーマ曲

・作詞 麻生哲郎 ・作曲 FUJIMOTO KANUNORI

まだ寒い朝靄の中でふと感じる、暖かい陽だまり様なミディアム曲(☆2.8)

CHEMISTRY 『SOLID DREAM』MV (CHEMISTRY Official YouTube Channel

和を感じるイントロから、日本的風情も感じます。

全体を通して軽やかで綺麗なサウンドですね。

この曲はめざましTVのテーマ曲だったようで、出勤/通学前の慌ただしい朝の時間に、新しい1日へのエールを優しく全国に届けていたのですね。

当時、毎朝耳にしていた人達は、曲を聴くとまた色々なことが込み上げるかもしれませんね。

個人的にこの曲は何故か「爽健美茶」のCMソングという印象があります(実際には関係無い)。

この時期、彼らは爽健美茶のCM曲を何曲か歌っていましたが(出演もしてたかも)、

調べたらその中の「Naturally Ours」という曲と記憶が混ざってる様でした。

この曲も爽やかで優しいミディアム曲で作風は近いですけどね。ただ温度感は初夏っぽい。

「SOLID~」の方は、爽やかさの中に冬の冷たさも持ってますね。

現実的な歌詞

今回初めて歌詞を読みましたが、

日常の中で、ふと感じる自分自身の今と未来とのギャップを感じつつも

どこか第3者的に語られている歌詞ですね。

未来の主人公が、過去の自分を小説で語っている様な世界観です。

綺麗事で片付けずに、説教ぽさや、哲学感もあったりするものの、

分かりやすい表現でされており、爽やかな曲調も相まって

印象的には優しく柔らかい曲の世界観になってますね。

1番も良いし、2番サビの

もうすぐ雨が降るなら 元のボクに塗り重ねられてきた

いろんな余計なモノが 流されてしまえばいい

なども染みますね。

今回初めて気付きましたが、構成(コード進行?)や音色等の雰囲気も

1stSg「PIECES OF A DREAM」に通じる所もあるなと気付きました。

CHEMISTRY『PIECES OF A DREAM』MV (CHEMISTRY Official YouTube Channel)

どうやら作詞作曲の方も同じ組み合わせだったようで。

狙いで、そういうコンセプトだったのかは不明ですが。

そういう意味ではPICES(夢のカケラが)から、2年を経てSOLID(実のある夢)へと変化したとも考えられます。

ただ、時を経たからといって変に、ドラマチックに進化したカタチを見せなきゃと

“今はもう強くなった / 迷いなんてない” 系の表現ではなく

この曲の歌詞のように

気づけば 今までよりも脆くなってしまっているだけ

そぎ取って はぎ落として その後に 今ボクに残るのは?

という、進行形で日々不安も抱えながら、今のありのままの心の情景が描かれているのがリアルであり、自然体な距離感の言葉だなと思いました。

という事で、今回はCHEMISTRY「SOLID DREAM」楽曲レビューでした。

次回もお楽しみに。

コメント

  1. flat より:

    おお懐かしい、と言っても自分は「It Takes Two」の方を良く聴いていて「SOLID DREAM」はあんまり覚えてなかったのですが
    イントロの琴の様な音色が山口百恵の「いい日旅立ち」っぽい気がします

    「Naturally Ours」も聴き覚えがありました
    全盛期のCHEMISTRYの曲はサウンドやボーカルに嫌われる要素がほとんど無くてCMソングとの相性は抜群だったなと思い出しました
    「mirage in blue(シーブリーズCMソング)」、「明治チェルシーの唄」なんかも好きでした

    改めてSOLID~の歌詞を見ながら聴いてみたらどこか「夜空ノムコウ」を歌っていたころのSMAPを彷彿とさせるような気がします・・・歌唱力は全然違いますけれども^^;
    やや感傷的なサウンドと20代前半~半ばくらいの若者の挫折感と少しの希望が感じられる歌詞が似てるように思いました

    SMAPの解散が無かったとしても多分実現はしなかったでしょうがCHEMISTRYによるSMAPカバーアルバム(セロリ、夜空ノムコウ、朝日を見に行こうよ、らいおんハート、世界に一つだけの花などバラード楽曲がメインで)とかあったら聴きたいなあと思いました

  2. tona より:

    >全盛期のCHEMISTRYの曲はサウンドやボーカルに嫌われる要素がほとんど無くてCMソングとの相性は抜群だったなと思い出しました

    コメントありがとうございます。”嫌われる要素がない”というのがまさに彼らを象徴していると思います。
    初期はサウンドや堂珍の優等生感を川端の悪風ビジュアルや影のある歌詞で品良くバランス取ってる感じですね。ASAYANを見てない自分でもラジオで「PICES~」を聴いた時の、売れる気しかしなかったのを覚えています。

    ご指摘のように「夜空ノムコウ」の世界観にも似ていますね。
    May.Jや安良城紅などカバーALアーティストもいますが、技量はありつつ(良い意味で)癖の少ない彼らこそ、そうしたカバーALにも相性が良いのかもしれません。機会があったらぜひ歌って欲しいですね^^