中島美嘉「接吻」レビュー 何故か 色のない日々がつづく

シャッフル音楽レビュー第8弾。
 
今回選んだ曲は、こちら。※追記有り
 

中島美嘉「接吻」

 
中島美嘉「接吻」
2003年6月25日発売。作詞・作曲 田島貴男 編曲 森俊也
5万枚限定生産シングル。ORIGINAL LOVEのカバー。
 
恋人との甘いひと時を回想するレゲエバラード曲。(☆4)
 
アレンジはラヴァーズ・ロックというジャンルらしいですが、ライトなレゲエ風でもあります。
 
中島美嘉 『【HD】接吻( ショートver.)』
(中島美嘉 Official YouTube Channel)
 
 原曲はカフェ・スモーキーな印象ですが、このカバー曲は一言で言えば「」ですね。
 
彼女の高音の細さとしなやかさが、すごく曲にマッチしていて曲全体に広がる「良い意味でのけだるさ」と、「時間がスローで流れる夕暮れ」感があり夏の時期にも似合う楽曲です。
 
コーラスワークも完璧です。単なるカバーではなく、楽曲制作が丁寧に行われていたのが伝わってきます。
 
ちなみに、この曲のPVはシングルリリース時は存在していませんでした。
5万枚限定生産でしたし、ランキングで見かけるチャンスも1,2週なのでまあ想定の範囲内でしたが。
 
その後に発売となるPV集のリリースに合わせ、撮りおろしのPVが制作されました。
 
上記youtubeでも見れますが、本当に映像の世界が素晴らしいです。
(たしかこの年のMTVか何かのMV最優秀作品にも選ばれていた記憶が)
 
静と心、というか。蛹が蝶に近づくのを時の流れがゆっくりとそして艶やかに動いていく。
 
ショートバージョンでは、見れませんが蝶になっていく後半部分も
ボディペイント的な演出がありゾクゾクして大好きでした。
 
一番好きなのは2番のAメロで花をむしゃむしゃ食べる中島さんのシーンです。
バラの所とかコーヒーのクリープとかのCMっぽさもありますね。
 
ちなみに、シングルと同日発売の「RELAXIN’ WITH JAPANESE LOVERS」のアルバムにもmix違いで収録されています。
 
こちらはラヴァーズ・ロックの企画アルバムで、椎名純平with篠原涼子さんの曲や「林檎殺人事件」のRemixなどいろんな曲が入っていてなかなかユニークな1枚でした。
 
 

幻のカバー曲「SWEET MEMORIES」

 
彼女のカバー曲にまつわる裏話としては、2002年11月に20万枚限定生産でミニアルバム「RESISTANCE」が発売されましたが、
 
当初はこのミニアルバムに松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」のカバーが収録予定でした。
 
2015年の現在においてもその音源は公開されていないので、企画段階で中止になったのか、
 
レコーディングだけしてお蔵入りなのかは分かりませんが、ちょっと聞いてみたかったなーと思います。
 
カバー曲は、悲しいかな数合わせ的に行われる場合も多いですが、このカバー曲の場合は、本当に楽曲もPVも愛を持ってじっくりと制作されており、
 
ここまで成立しているカバー曲は貴重なので、そういう意味でも聞いていて幸せになります
 
また、この曲は様々なアーティストにカバーされていますが、
 
他のアーティストでは、中森明菜さんのAL「歌姫4 -My Eggs Benedict-」(2015)収録の「接吻」カバーも
 
JAZZアレンジで、大人なゴージャス感が出ていて完成度高いのでオススメです。
 
という事で、今回は中島美嘉「接吻」楽曲レビューでした。
 
次回もお楽しみに。