安室奈美恵「B w/z you」レビュー 隠れ夏バラード “SWEET 20 BLUES”

シャッフル音楽レビュー第3弾。
 
今回は、安室奈美恵「B w/z you」です。
 
この曲は、97年のアルバム『Concentration 20』のアルバム曲です。
 
さて、この曲の印象は“OKINAWA”というか、歌詞にも象徴的なフレーズが、出て来るのですが、”故郷の海の歌”という感じです。
 
ちなみにタイトルの”SWEET 20 BLUES”としたのは、「S19~」からちょうど1年後のALで、この曲が少し大人になった20 BLUESに当たる曲だなと思ったからです。
 
イントロのデジロックサウンドから始まり、スワーっとAメロに入る所なんかは、都会のビル街から一気に雲を潜って、海岸に突き抜けていく情景が浮かんできます。要は、気持ち良いってことですね。Coccoの「強く儚い者たち」(97)もそのタイプですが、それぞれデジタルとアコロックという感じ。
※イントロのデジタル音は前曲(激しめデジロックサウンド)との流れを考慮したアレンジだとは思いますが
 
ドラマチックなCメロも含めて、全体を通してメロディアスだし、アレンジも良いです。
同じTK作のTRFの「LEGEND OF WIND」(96)をクールかつミディアムにした感じですね。
 サビのタイトルフレーズの歌声(発音)も可愛クールな感じで、一つの楽器の様に曲にマッチしています。
 
純粋に曲として完成度も良いので、去年のリクエスト形式のバラードベストに入らなかったのが不思議ですが、この曲の入っているAL『Concentration 20』からは近年のLIVEでもセトリ入りしている曲もあるので、本人的にはお気に入りの1枚なのかもしれません。
 
 
 
個人的には前年の社会現象となったアルバム『SWEET19 BLUES』(96)は、1年位かかって好きになりましたが、このアルバムは1度聞いた時から好きでした。
  
初回盤複数ジャケやスリーブ仕様、トラック数、収録シングル曲のRemixなど、詰め込めるだけ組み込まれた感のある『SWEET19~』に比べて収録シングル曲も3曲と少なめで、2曲がRemixとあるが、前作のように派手に大きく変わってはいない。
 
初回版も無く通常盤のみ(たしか横帯すら無し)で輸入盤CD感が、凄いです。シンプルというより、もはや地味で渋い(ある意味男らしい)アーティスト色を打ち出したパッケージになっています。
 
滝を抱いてる様にも見える、銀テープを抱き寄せているジャケットは、時代に流され辛い地味洒落感はあるものの(個人的にはそこそこ好きですが)、社会現象となったALの次の作品としては、カッコイイですがビジネスとしては、もっと固く攻めても良かった気も。
 
狙いだったと思いますが、アイドル面(ビジュアル面や、特典含め)を必要以上に打ち消したのは、セールスへの大きな影響を与えたとは思います。中身で勝負作ですね。
 
 
このあたりの極端さは、浜崎あゆみさんのタイアップやらシングル、特典、Remix等ボリューム満載の2nd『LOVEppears』(99)から、3rd『Duty』(00)のシンプルかつ内容偏重にシフトに近いものがありますね。
 
 
 
2017/11追記
ずっとこの曲のイメージジャケットを描きたいなと思っていましたが、
今回『Finaly』の発売を記念して描きました。
 
こちらです。
 
 
 
Namie Amuro『B w/z you』Image illust
 
 
 
テーマとしては、やはり”OKINAWA”というか、南国のイメージでカラーも柔らかく優しい感じに。
 
カラーが時間掛かりました。先月アップ出来そうだったのが、何パターンも配色やり直しして、しまいにはどれが良いのか分からなくなってしまいましたが^^;
本当はもっと懲りたかったのですが、少し課題を残しておくのも、次に繋がるかなと自分に言い聞かせる。
 
結果的に『Finaly』発売より少し遅れてしまいましたが、この機会があって良かったです。
そして、AL大ヒットおめでとうございます。来年も含めてロングセールスも期待できそうですね。
 
 
 
ということで、夏にピッタリのバラード曲「B w/z you」でした。
 
今回はアルバム曲ですし、アルバムレビューにするか迷いましたが、楽曲レビューにしました。
 
また次回もお楽しみに。
 

コメント

  1. 匿名 より:

    このエントリーを読んで初めて聴いてみましたがいい曲だなと思いました
    マーク・パンサーにしては珍しくわかりやすい歌詞が好印象です
    相変わらず日本語や英語の文法に引っかかるところはありますが許容範囲でしょう

    付き合っていた彼氏と別れてしまって当時はさほど気にしていなかったけど今になってじわじわとこたえてきたというストーリーでしょうか
    「あなたとずっと一緒に居たい」と歌っているけど一緒に居られる根拠が無いただの主人公の願望だと感じられるのが切ないですね

    「2人きりでMAKE LOVE」の歌詞がかなりドキッとしますがアルバム曲だからできた表現なんでしょう

    沖縄を感じさせる歌詞と言うのは自分にはわからなかったんですがどの表現でしょうか?風とか空とかそれらしいと言えばそれらしい気もしますが

    やっぱりシンプルにボーカリストとしても素晴らしいと改めて感じました

    • tona より:

      >このエントリーを読んで初めて聴いてみましたがいい曲だなと思いました
      >マーク・パンサーにしては珍しくわかりやすい歌詞が好印象です

      コメントありがとうございます。自分の記事が、読者の方と曲の出会いのきっかけになれて嬉しいです。そうですね、ブッ飛んでる感じもなく、英語とのバランスも良く、良い歌詞だと思います。

      >「あなたとずっと一緒に居たい」と歌っているけど一緒に居られる根拠が無いただの主人公の願望だと感じられるのが切ないですね

      そうですね。あと彼への思いも深い様に見えて、何となく恋に恋する少女のような、そのプロセスをしている自分にときめく(酔う)的な、少女の可愛らしさもあるかもしれません。

      >沖縄を感じさせる歌詞と言うのは自分にはわからなかったんですがどの表現でしょうか?

      普段歌詞を見ないので、改めて読み返しました。
      沖縄フレーズ、一番は「風が素肌をかすってだんだんに育ってきた」で感じました。前後の歌詞の流れも含めると、本来は”あなたへの恋心が育つ”みたいなニュアンスかとも思いますが、
      歌の中で個々のフレーズを切り取った形で受け取っていたので、純粋に「故郷の海で育ってきた」と捉えていました。
      歌詞以外でも、(Cメロがピークですが)この曲ののんびりと心地良いグルーブが、完全に南国/リゾートのそれなんですよね。
      という事で決定打は無く、個人的な感覚の部分が大きいのですが、これらの要素からこの曲を聴くと毎回OKINAWAを思い浮かべています。(駄目だ。説明下手くそか^^;)

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